妻の誕生日 in Queens Town(2008-02-15日記より) | 五十雀(ゴジュウカラ)の挑戦

妻の誕生日 in Queens Town(2008-02-15日記より)

2月15日(金)

今日は妻の5?回目の誕生日だ。
妻が前から行きたがっていたフィヨルドのMilfordSoundまで行った。

往復約600kmのドライブなので、自分で運転するは止めて、日帰りのバスの乗った。
道は狭くかなり曲がりくねっていて、しかも制限速度100km、バスにして正解だった。

昨日クイーンズタウンで話しかけたマウンテンバイクで旅行している大阪の女の子は、昨夜Te Anauまでバイクごとバスで移動して、そこからミルフォードまで120km走ると言っていたが大丈夫だろうか、バイクは殆ど見かけない。
10AMごろ、TeAnauから80kmのあたりでオレンジ色のジャンパーを着た女の子が走っているのをバスの車窓から見付けた。
声は掛けられなかったが、お~、頑張ってると思い胸が熱くなった。

フィヨルドは綺麗ではあったが、600kmを掛けて来るほどの感激はなかったかな。
五十雀(ゴジュウカラ)の挑戦
Soundは「音」とは別に「入り江」と云う意味が有るのを初めて知った。
五十雀(ゴジュウカラ)の挑戦
クイーンズタウンに戻ったのは夜の7時を過ぎていた。
メールの応対をして着替えて食事に出かけたのが9時近くに成ってしまったが、こちらは夜遅くまでレストランが開いているので助かる。
1日バスと船の中だったので予約をしてない。

週末と云う事もあり、何処のレストランも満席で30分以上待たされる。
誕生日だと云うのに申し訳ないが、カウンタで飲みながら待つ事にする。

妻にメニューを選んでもらっている間にトイレに行く振りをしてレストランを抜け出した。
何処かにプレゼントに代わる物を売っている店が無いか町中を走り回った。
しかし、こんな時間で花やも何処も開いていない。

諦めて戻ろうとした時、Wharf近くのチョレートショップのウインドウから、レジの横にユリの花が活けてあるのを見つけた。

店員に、今日妻の誕生日なんだけど町に着いたのが夜に成ったので花やが閉まっていて、どうかそのユリの花を1本譲ってくれないだろうかとお願いした。
優しい男の子で、「奥さんに誕生日おめでとうと伝えて」と快くラッピングの紙と一緒に渡してくれた。
上着の下に隠して急いでレストランに戻った。

暫くして席が空き、注文が終わった時チョコレートとユリの花を渡した。
長いバスの旅で疲れていた妻が、顔をパッと明るい微笑みに変えてくれた。
レストランの店員も「誕生日おめでとう」と祝ってくれ、料理も妻はこの旅で一番美味しかったと言ってくれた。
五十雀(ゴジュウカラ)の挑戦
帰り道、閉店の掃除をしていたチョコレートショップに立ち寄り、「君は私達の今夜のヒーローだ」とお礼を言って帰った。
(レジの脇の花、見えますか?)
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