これまでのあらすじ

2023年12月、長男高校3年生時点での話。

中学受験模試最下位から中学受験合格、高校進級危機を乗り越え、難関大学HB大学を目指して、HB対策の塾(以下、HB塾)に通っている。

校外模試は、高校2年生の時に最初に受けた模試の偏差値38.9。

高3春の共通テスト模試で偏差値50を超えて、E以外の判定がMARCHの中のX大学ででたが、それ以降の模試は偏差値が40台と、偏差値が伸びることはなかった。

むしろ、最後の記述模試で偏差値は37.5と下がってしまった。

11月にQ大学の給費制入試に出願した。

12月になり、長男の勉強の猛追が始まった!

IELTSを受ける作戦にでる!

1日14時間勉強を頑張る長男。

そんな長男に、英語外部検定試験のIELTSの受験を提案した。

HB大学の英語外部検定試験利用入試を受ける場合において、英検や、TEAP等は対象外だ。

TOEFL IBTやIELTSなど留学につかう英語外部検定試験が対象になる。

HB大学の英語外部検定試験利用入試の出願で求められるIELTSスコアは、6.5と高い。

一方、MARCHのうち、X大学の複数の学部では4.0から使える。


特に、英検だと準1級合格が出願で求められるが、IELTSだと4.0から使える学部がある。


IELTSを受けない手はない。

IELTSを受けることになった。


X大学の過去問は、HB塾では取り扱わない細かな英文法の出題が多く、HB塾で取り扱う英文解釈がなく、相当手こずっていた。

X大学の対策とHB大学の対策の両立は、極めて難しいと感じた。


一方、IELTSの長文はHB大学の過去問の内容に近く、HB大学の入試対策をやっていれば、IELTS対策にもなっているはずだと考えた。


IELTS4.0以上を取れば、英語についてはHB大学対策に専念できるという作戦だ。


最後の駿台+atama共通テスト模試

最後の駿台+atamaの共通テスト模試は、Q大学の給費制入試と日程が重なるし、スケジュールが過密のため、受験を諦めていた。

しかし、長男はやる気があるし、河合塾のプレ共通テスト模試の自己採点に納得していなかった。

そこで、最後の駿台+atamaのweb受験を申し込むことにした。


共通テストパック

12月になると、予備校などが共通テストの予想問題を出版する。


まず、高校でしか申し込めない駿台の共通テストパックを申し込んだ。


次に、よく見ていた教育系YouTuberが取り上げていたZ会の緑パックを買った。


共通テストはHB大学では使わないが、X大学や関関同立では使う予定だ。

いや、自己採点の結果によっては、共通テストを利用して独自問題を出題する大学にも出願する可能性はある。


長男は、期末試験を無事に終えた。

Q大学の給費制入試の過去問、古典、世界史Bの対策に追われていた。


そして、とうとう大学入試初戦、Q大学の給費制入試の日がやってきた。