これまでのあらすじ
2023年2月、長男高校2年生時点での話。
中学受験模試最下位から中学受験合格、高校進級危機を乗り越え、高校2年生1学期期末試験から一転して英語、世界史Bで学年上位に躍り出る。
難関大学HB大学を目指すことになり、HB対策の塾(以下、HB塾)に通うことになった。
高校2年生2学期は初めて河合塾模試を受け、偏差値38.9という出て、それ以降の模試の点数が伸びない。
気がついたら2月。
もう私立大学入試がはじまる。
長男が受ける年から、1年をきった。
私はこのころから、大学受験をとりあげる教育系youtubeを見るようになった。
大学入試の各私立大学の出願状況を取り扱うチャンネルや受験生を密着取材するチャンネルをよく観ていた。
MARCHの大学の入試方式について、時期に調査した。次のような入試形態があるようだった。
✔親世代の大学入試の同様の、3科目入試の大学
✔英語は大学側での出題を行わず、その代わりに、英語外部検定試験または共通テストの受験を必須とする大学
✔共通テストの受験を必須とし、それに加えて、大学独自の試験も行う大学
MARCHのような難関大学の入試情報だけでなく、偏差値40前後の大学の入試情報をとりあげるチャンネルも観ていたりした。
大学経営のコンサルタントのチャンネルだ。
このコンサルタントのチャンネルは、難関大学から偏差値40前後の大学まで、幅広く大学情報や、経営課題を発信していた。
もちろん、赤や青の服を着た学歴バラエティのチャンネルも観ていた。
このチャンネルは受験生や大学生の生の声が聞ける利点がある。
大学生が自分の大学入試に合格するためにどれくらい勉強していたかなどを参考にしていた。
一方、長男は、先輩受験生が自習室で真剣に勉強していたのをみて、自分の入試が近づいているのを感じていたようだ。
だからと言って、勉強ばかりしているわけではなかった。
中高一貫校は休みが多い。
入試休暇でゲームをしたり、youtubeを観ていた。
友達とのオンラインゲームは、深夜に渡るので心配だった。
しかし、後でわかったことだが、この深夜に渡る友達とのオンラインゲームを実はやめたがっていた。
ところで、この時期に駿台模試があった。
長男は、初めて駿台模試を受験した。
会場には、中学入試で神奈川御三家といわれる中高一貫校の生徒と思われる受験生が集団で来ていたらしい。
問題は、河合より難しいと言っていた。
こうしている間に、1月に受けた河合塾の模試の結果が出ていた。
共通テスト模試、全統記述模試の偏差値はいずれも40台だった。
ここまでの模試で、HB大学含めて記載欄に書いた志望校全てE判定だ。
また、高校で受けたベネッセ模試は、校内偏差値が初めて50を超えた。
やってきた勉強の成果が出始めた。
大学入試の受験勉強ばかりもしていられない。
受験では多分使わない数学や物理、副教科を、高校の学年末試験のために勉強する必要があった。
期末試験は無難な出来だった。
世界史は学年1位だった。
無事に高校3年生に進級することが決まった。
高校2年生を修了し、春休みを迎えた。