初キャンプツーリング ~4日目最終日 菅沼集落、白川郷、飛騨高山、神奈川 | 原付JOG(50cc)で旅に出よう!

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YAMAHAスクーター JOGでのキャンプツーリング日記。自分では特別なことをしている意識はないですが、旅で出会った方には大変驚かれます(笑)
キャンプ道具一式を積み12日間の旅をしたこともあります。工夫次第で原付でもロングツーリングを楽しめますよ。

初キャンプツーリング~4日目最終日(2015.7.27)


翌朝、清々しい天気のもと目が覚めた。


 <五箇山国民休暇村キャンプ場の朝>


 <五箇山国民休暇村キャンプ場: テント&奥にバイクと佇むJOG>
 
昨日スーパーで購入したカップラーメンなどで朝食を早々に済ませて、早朝の五箇山を散策した。

時がゆっくり流れていて、素朴な風景。
何処か懐かしさを感じさせる心安らぐ場所だ。

もう少しこの悠久の時が流れるのんびりした風景のなかに溶け込んでいたかったが、今日は神奈川まで一気に帰る予定なので、五箇山であまりのんびりすることはできない。

岐路のコースは、156号を南下し途中の五箇山菅沼集落白川郷を軽く見学して、(360号が通行止めの為)荘川をぐるっとまわって飛騨高山へ向かい、高山で観光をした後は一気に湘南へと向かう予定だ。

これを原付で一日に行うのだから相当の長旅になるであろう・・(笑)

7時半に五箇山を出発。

原付でしばらく走ると五箇山観光総合案内所あたりにくる。
重要文化財 村上家をはじめ沿道沿いに合掌造りの建物が立ち並び一目を引くエリアだが、数年前に観光しているのでここは原付を停めず、ゆっくり走りながら雰囲気を楽しむことにした。

原付旅行のいいところは、走行速度を時速10km程度まで落として、バイクを停めずとも、まるで自転車をゆっくりこいで観光をしているかのような走行が許されるところであろう。

時速10kmくらいで周囲をキョロキョロ見回しながら走行している大型バイクはお目にかかったことがないので(笑)、おそらく原付だから許される芸なのかもしれない。

ちなみにワタクシは平地では最高速度=フルスロットルの55kmで常時走行をしているが、緑が綺麗な場所や街並みが美しいような場所ではスピードを落として存分に景色を堪能している。
途中オッと思った場所では路肩でエンジンをかけたまま停車し原付シートにすわったまま風景を楽しんだり写真を撮影したりもするし、長居したい場所であればエンジンを停めて散策したりもする。

ヘルメットはもちろんフルフェイスである。
といっても自然や周りの風景をシールド越しではなくナマに十二分に堪能するためにシールドは上げて走行するのが基本だが、シールドを上げて走行できるのも時速45キロくらいまでで、それ以上になると走行中に虫等が目に入るのがコワくてシールドを下げて走行している。

要はシールドを上げたり下げたりしながら走行している訳だが、景色を堪能するときはシールドを上げて走行、幹線道路を飛ばすときはシールドを下げて走行しているといえる。


村上家エリアを過ぎると、すぐに眼下に合掌集落が立ち並ぶエリアにくる。これが五箇山菅沼集落だ。
菅沼集落は相倉集落同様、のんびりとした素朴な集落で、どちらも甲乙つけがたい味わいがある。
原付を停めて軽く集落内を1周した。

 <五箇山菅沼集落の合掌造り民家>

8時に菅沼集落を再出発。

そこからまた156号を南下すると白川郷が見えてくる。
156号を走るとそのまま白川郷の中心部を走ることになるので、バイクを特に停めることはせずゆっくり走行観光で白川郷を後にした。
時間があればバイクを停めたであろうが、既に五箇山を見ていることだし白川郷で時間を取るならむしろ飛騨高山の市内散策に時間を回したいという算段だ。

その後、原付をぶっ飛ばし荘川経由で高山へと向かった。

高山に到着したのは11時頃だった。

昨日と二日連続になるが古い街並みを散策する。
宮川朝市が開催されている時間なので昨日発見した出店に立ち寄り飛騨牛串(2本×400円)を美味しく頂いた。

上三之町では昨日同様、酒蔵に立ち寄りお酒を試飲。
原田酒造で夏吟醸と氷神をお土産に購入した。


1時間ほど高山の古い街並みを散策して、出発をしたのが12時15分。
 
飛騨高山を出発した後のルートは、平湯→安房トンネル→松本→諏訪→甲府→御殿場・箱根→自宅(湘南)となるが、以降はガソリン給油&休憩休みを除き特に観光といったものはしない予定だ。

神奈川(湘南)に到着したのは夜9だったが、おおよその時間を記録していたので参考までに下記します。

7:30  五箇山相倉集落発
8:00  菅沼集落
8:30  白川郷
12:15 飛騨高山発
16:30 道の駅 白州
18:00 甲府
21:00 神奈川(湘南)着


朝7時半に出発して、夜9時に湘南に到着。
岐阜から一日で帰ってこれるんだと自分でもビックリです。


さずがに長時間原付に乗っていたのでお尻が痛くなってきますが(笑)、到着した時はとくにグッタリという訳ではなく、あと100キロくらい走れる余力(気力)は残っている感じでした


季節も夏だったので、短パンにTシャツ(ポロシャツ)という極めて軽装での原付旅でした(笑)
途中、照りつく日差しが強すぎて長袖シャツに着替えたこともあったと思います。




始めての長期キャンプツーリングとなりましたが、原付JOGの3泊4日旅でビーナスライン、上高地、奥飛騨温泉郷、五箇山、白川郷、飛騨高山を観光してきました。
原付も特に故障するようなトラブルはなく、また雨に降られることもなく、すこぶる快調に旅ができました。


長野を超えて岐阜までくると、「原付でもここまで来れるんだという印象です。

少し前の2st原付はわかりませんが、最近の4st原付は耐久性に優れているため一日に500キロ走ろうが故障するようなヤワな作りになっていないのでしょう、きっと。

今回は初のツーリングということもありテントを中心に最低限のキャンプ道具しか持ち運びませんでしたが、このツーリングを機に原付キャンプツーリングに目覚めてしまい(笑)、この後ドライコンテナチューブ、ツーリングマップル中部北陸、タープ、LEDランタン、230㎝ポール、携帯チェアなど快適性を向上させる道具を購入してしまいました。

またナビ関係としては、利賀河合線という酷道を走ってしまった反省を生かして、
iPadのマップソフト「徒歩」を使うのは中止して、以降はYahooカーナビ(無料)を導入して、その「一般道ルート」を活用することにしました。


あと、下り急カーブで原付を傾けすぎて初めてセンタースタンドがガリッと道路に擦るということも体験しました。霧ヶ峰高原から諏訪市内に下る40号線のカーブにて。

気になる燃費ですが、1日目~4日目の総走行距離(1,077キロ)を総給付リッター数(19.63リッター)で割ると、リッターあたり54.9km走行したことになります。

荷物を積んでいる割には悪くない数字ですよね。

今回のツーリングのガソリン代総額も2,759円だったので、食費等の他の経費に比べたらガソリン代などは取るに足らない費用であるということもよ~くわかりました。
夜のBBQ用にちょっと良い黒毛和牛を購入したら、それだけで2,000円ですからね・・(笑)



色々な意味で初めてづくしの連続でしたが、この歳で私をキャンプという喜び(=新たな趣味?)に目覚めさせてくれ、故障もせず走り続けてくれた相棒JOGに感謝です


<4日目(2015.7.27)の走行データ>
■出発時メーター:××,268km      
■到着時メーター:××,702km
■本日の走行距離 :434km
■天候: 覚えてないがたぶん快晴

<本日のガソリン給油>
■高山: 2.50L @146円、365円
■塩尻 : 1.72L @136円、234円
■甲府 : 1.69L @138円、233円
■湘南 : 2.17L @133円、289円

初キャンプツーリング~3日目  飛騨高山、利賀河合線、五箇山
初キャンプツーリング~2日目 霧ヶ峰、上高地、奥飛騨温泉郷
初キャンプツーリング~1日目  ビーナスライン、霧ヶ峰キャンプ場
初キャンプツーリング ~準備