マジすか学園 ~AKB48~
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長い間、申し訳ありませんでした



始めに、長い間ブログの更新をせず、本当に申し訳ありませんでした
皆様に、ご迷惑とご心配をお掛け致しました事を、心よりお詫び申し上げますm(_ _)m

今さら読んで頂けるか分かりませんが、数日前、1年ぶりにepisodeⅡの更新をさせて頂きました

まずは、何故1年もの間放置していたかを説明させてください

覚えていてくれている読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、一昨年、私は目の病気にかかり、それを治療しました

しかし、去年の夏頃から再び目の様子がおかしくなりました
小さな段差で突然つまづいたり、普通に歩いてて電柱に突然ぶつかったり
暗くなると特に酷く、真横に人が立ってても全く気付かなかったりと、流石にヤバイなと思い眼科に行きました
今回は前と違い、近所でも評判の良い眼科へと診察に行きました
眼底検査、視野検査、網膜電図と、一通りの検査を半日かけて行った結果
網膜色素変性症と診断されました

中途失明3大原因と言われている、難病認定された目の疾患でした
3000人から4000人に1人の割合で発症するそうです
原因は遺伝からくる事がほとんどで、最悪の場合は失明という事もある病気だそうです

遺伝という事で、身内の人間に目の検査を受けろと促した所、私の兄も同じ病気にかかっていた事が発覚し、更に従兄弟の中にも網膜色素変性症と診断された者がいました

更に、この前母と話していて思い出したのですが、私が中学生の頃に亡くなった祖母は、亡くなる何年か前から目が見えていませんでした
当時は網膜色素変性症という病気が広まってはなく、ちゃんとした目の検査もしておらず、祖母が亡くなった原因の糖尿病からくる失明だと皆が思っていました
しかし今考えると、祖母も同じ病気だったのではないかと思います

ただ、網膜色素変性症という病気は、後々失明に至る病気だと世間一般で認識されているようですが、実はそんな事はないそうです
本当に失明してしまう患者は1割程だそうで、ほとんどの人が死ぬまで光を失う事はないという事でした

しかし現在の医療では、治療法も特効薬も見つかってはおらず、治る確率は皆無だそうです
IPS細胞の臨床が進めば、治療法も出てくるだろうという事ですが、それも向こう10年以上は難しいだろうって話です


とりあえず医者に言われた事は、現段階では、してやれる事は何一つ無いという事でした
最初の頃は薬も処方されていましたが、それも気休め程度の物だとはっきり言われました
通院も、3ヶ月に1度来てくれればいいと
しかも、来て検査をしても、良くなって来てますよという言葉をかけてやれる事はまず無いだろうと、進行度合いを説明してやる事しか出来ないとはっきりと言われました

まぁ先生も言い辛いのか、かなり言葉を選びながら説明してくれてるのが伝わってきて、正直大変な病気なんだと実感しました
とにかく心配させない為なのか、終始必ずしも失明する病気ではないと言ってくれていました

まぁそう言われた所で、結局失明するかもしれないという不安は拭う事など出来ず、私の中では恐怖しかありませんでした
もしかしたら数年後には、テレビを見る事も出来ず、光を浴びる気持ち良さを感じる事も無く、桜の花に思いを馳せる事も出来なくなるかもしれないと、ただただ恐怖でしかありませんでした

特に恐怖を煽ったのが、去年亡くなった宇多田ヒカルの母親、藤圭子さんの自殺の原因でした
網膜色素変性症の不安から来る自殺なのではと報道されていた事です
実際の所は分かりませんが、網膜色素変性症で悩んでいたのは事実だそうです

そんな不安から、診断を受けてから張り詰めていた私の心は、完全に壊れていきました
もう何かをする気力も無く、仕事も行かなくなりました
過ぎ行く日々を、ただただ失明への恐怖に包まれた不安と共に過ごしてきました

会社の人間や友人、後輩などが心配して幾度となく連絡をくれていましたが、それに応える事など一切無く、自暴自棄な生活を送っていました

もし失明したらどうしよう
もし暗闇に包まれたらどうしよう
自分の目から光が奪われたら、俺はどうしたらいいんだろう

そんな事ばかり考えていました
しかしいつの日からか、光が奪われる前にやりたい事は無いのか?俺は今ならやれる事はまだまだ沢山あるんじゃないのか?
そんな風に考える様になっていました
この先視力を失う事になるのなら、今やれる事をやった方が、後悔しないんじゃないかと……

まぁそんな格好良く思った訳ではありませんが、漠然と何かをしなければと思いました

少しだけ心が軽くなり、今まで触りもしなかったスマホを掴み、何となくアメブロ開くと、こんだけ放置していたこの小説に、今でもコメントをしてくれている方がいる事を知りました
涙が出ました、本当に……
こんな素人丸出しの小説を、待ってくれている方がいた事に、正直涙が止まりませんでした
大袈裟かもしれませんが、声を出して泣きました
メッセをくれたアメンバーの方も何人かおり、嬉しくて涙が止まりませんでした

その時、この小説は完結しないといけないと、改めて思いました


話が長くなりましたが
とりあえず、このepisodeⅡの続きを書く事から始めてみようと思います

もし失明となれば、もう小説を書く事など出来なくなりますしね 笑
まぁ1割の患者に入らない事を願います


作り話だと思われる方もいるかもしれませんが
皆さんも、目に違和感などありましたら、まずは眼科で検査を受ける事をお勧め致します


これからも、こんなどうしようもない作者と作品を、宜しくお願い致しますm(_ _)m







マジすか学園episodeⅡ 〜背中が語る思い〜 1








ー矢場久根ー






ヤバ女一年森杏奈との激闘を制した 菊地あやかは、痛んだ体を引きずる様に、ゆっくりと屋上へと続く階段を登っていた。
辺りには、母校の誇りを守る為、必死になって身体を張り通した、マジ女ヤバ女両校の生徒達が所々に倒れている。

その生徒達の顔はみな、ボロボロになりながらも、どこかスッキリとしている様にも見えた。


「お前、負けたんじゃないだろうな?」

屋上の扉の前に着いた時、後ろから声が聞こえた。
あやかが振り向くと、そこにいたのは松井珠理奈だった。


「ふざけんな、あたしが負けるわけねぇだろハゲ」


「どっからどう見ても敗北者の格好だろ、それ」

珠理奈が馬鹿にした様に笑う。


「人の事言えるツラか?お前だって人間の顔してねぇじゃねぇか」

呆れ顔で珠理奈の顔を指差した。


確かに珠理奈の顔は、島田晴香との死闘により、片目が塞がるほどに腫れ上がっていた。


「お前こそ負けたんじゃねぇの?」

あやかの言葉に珠理奈が笑う。


「どうだろうね……」


「おいおい、冗談だろ」

あやかが少しだけ驚いた顔を見せると、珠理奈はもう一度笑みを作った。


「ふざけんなよ、あたしとやる前に負けてんじゃねぇよ!」

あやかが怒鳴った時、階段を登ってくる二つの足音が聞こえてきた。


「安心しろ、負けたのはあたしの方だ」

二人がそっちに目をやる。
上がってきたのは、島田晴香と森杏奈だった。
肩を貸し合いながら、二人がゆっくりと近付いてくる。


「お前、もしかしてこの珠理奈に挑戦でもしようとしてるのか?」

晴香があやかに目を向ける。


「だったらどうだってんだ」

あやかが睨むと、晴香は小さく笑みを作った。


「まぁ頑張りな」

あやかの肩をポンッと叩く。


「死ぬなよ?」

そう言ってククッと笑った。


「な、なんだコイツ」

嫌そうに、あやかが叩かれた肩を払う。
それを見て晴香はもう一度笑った。



「くだらねぇ話してねぇで、さっさと入るぞ」

そう言うと、珠理奈はドアノブを回した。
開かれた扉の先から、眩い光が四人の瞳に一気に流れ込む。

一瞬だけ目を背けてから、四人はゆっくりと目線を先へと向けた。

そこには、四人が必死になってその背中を追い掛けてきた、二人の頂点が黙ったまま向かい合っていた。

前田敦子と大場美奈。
誰もが憧れ、誰もが目標としてきた、偉大なるヤンキーのカリスマ。……


微動だにせず向かい合う二人の姿を見て、あやかはゴクリと唾を飲み込んだ。


「な、なんだコイツらの迫力は……立ってるだけなのに、空気が重い……」

目を見開くあやか。その隣にいる杏奈の額から、静かに汗が流れ落ちる。


「美奈さん、キッチリ見させてもらいますよ」

晴香が美奈を力強く見つめた。


珠理奈はフェンスにもたれ掛かると、腕を組んで静かに目を閉じた。


『前田、約束守れよ。……
あたしとやるまで、負けは許さんぞ……』






次世代エースの四人が見守る中。……
ついにここに、両校の意地を賭けた二人の頂点の戦いが、静かに始まろうとしていた。……








マジすか学園episodeⅡ 〜真の強さ〜 12



……目の前で繰り広げられている戦いを、下がった位置で見ていたヲタが驚いた顔を見せる。


「こいつ、相当強いぞ」

それは、汐莉に向けられた言葉だった。
小さな体から繰り出されるその技の数々に、感心したように呟く。

驚いていたのは、茉夏達四人も同じだった。
汐莉の喧嘩を間近で見るのは始めてだったのか、そのセンスの高さに声を漏らす。


「なんつー強さだ、こいつこんなに強かったのか。小ズルさだけで今の地位に登って来た訳じゃなかったんだな」

ゆりあの言葉に全員が頷く。


「たぶん、この人とやっても私じゃ勝てない……」

周りから天才とまで言われている茉夏でも、汐莉の喧嘩を見て悔しさを覚える。


「あっ、当たり前だろ」

その時、苦しそうに呟く声が聞こえた。
全員が声のする方に顔を向ける。

その声とは、小歌舞伎との戦いに敗れ意識を失っていた、二年の木下有希子だった。


「有希子、気がついたか」

佳澄が安心した顔を見せる。

有希子は上半身だけを起こして壁に寄り掛かると、小さく息を吐いた。


「あたしは、あいつの強さに惚れたんだ。あいつの喧嘩に惚れ込んで、このガンギレに入ったんだ、弱いわけねぇだろ」

目の前で戦う汐莉を見つめる有希子の瞳が淋しく揺らぐ。


「だからなんでも良かった。あいつと一緒に歩いて行けるなら、卑怯だなんだと言われようが構わなかった。……
でも、やっばりあたし達は間違っていたんだ。あたし達のやり方は、正義だの悪だのと言う以前に、ヤンキーですらない。……
誇りだの信念だの、そんなモンに体を張れるお前らと比べたら、あたしらのやってきた事なんてガキの遊び同然だ。……
それに気付いた時にはもう戻れなかった、戻れない所まで来ちまってたんだ。……今さら遅いんだ……」

そう言って、有希子は悲しそうに笑った。


「そんな事ねぇよ」

声を上げたのはゆりあだった。


「早いも遅いもない、気付くか気付かないかが問題なんだ。間違いだと気付いたんなら、まだまだいくらでも修正なんか出来んだろ。これからどう生きていくか、それが重要なんだ」

ゆりあはそう言うと、同意を求めるようにヲタに目を向けた。

ヲタが小さく頷く。


「そういう事だ。誰だって道を間違えちまう時がある、歩いてる道が正しいのかどうか迷っちまう時があるんだ。だったら、進んでた道が間違いだと途中で気付く奴だっていんだろ。それでいいんじゃねぇか?そっからどう軌道修正するのかが問題なんだよ」

そう言って、ヲタは汐莉とジャンボの戦いに目を戻した。


「あいつだって、今必死に戻ろうとしてんだ。あいつが今戦ってんのは別に自分の為だけじゃねぇ、道に迷っちまったお前ら全員の為に、全員で正しい道に戻る為に、あいつは今、拳を握ってんだ。だからしっかりと見ててやれ、あいつなりのケジメの付け方を……」

ヲタの言葉で、全員が二人の戦いに目線を戻した。……









「ハァ、ハァ」

苦しそうに息を整える。
瞼は腫れ上がり、鼻や口からはだらだらと血が垂れている。
既に体は限界に近かった。それでも、ジャンボはその場に立っていた。汐莉の攻撃を散々に喰らいながらも、一度も膝をつかずに立っていた。


「ハァ……ハァ……」

驚いた顔で、汐莉はそんなジャンボを見つめていた。
ほとんど一方的な戦いだった。汐莉にダメージなど無かった。いつもなら、この辺で相手が泣きを入れ、喧嘩なんてこんなモンだと鼻で笑っていた。
しかし今回は違った。勝てる気がしなかった。いくら攻撃を加えても倒せる気などしなかった。何をやっても無駄だとさえ思った。


「ハァ、ハァ、あっ、あたしは喧嘩が弱い。今まで喧嘩は嫌って程してきたけど、かっ、勝った記憶なんてほとんど無い、負けた記憶しか残っちゃいない」

ジャンボが足を引きずりながら歩き出す。


「でっ、でもなぁ……心まで負けた事は一度も無ぇんだよっ!」


腹の底から声を出し、ジャンボは大声でそう言った。

ほとんど開いてはいないジャンボの瞼の奥に、汐莉はゆらゆらと揺らめく何かを見つけた。
それは決して消える事ない、ヤンキーとしての誇りだった。……


『あたしには、あんなに燃え上がる炎は作れない。今のあたしでは……』

この瞬間、汐莉は自らの負けを悟った。
喧嘩の実力ではなく、信念の差という、心の敗北を……


「おらぁっ!!」

ジャンボが右腕を振り切った。

汐莉は左腕でそれをガードすると、間髪入れずに右の拳をジャンボの腹部に叩き込んだ。


ーードンッ!ーー

「ぐっ!」


ジャンボの頭が前屈みに倒れる。
そこに、汐莉が左膝を突き刺した。


ーーガンッ!ーー

「ぶっ!!」


綺麗にジャンボの眉間を捉える。
ジャンボの顔が再び上がった。


「はぁぁっ!」

汐莉がぴょんと飛び上がり、ソバットの体制を作る。


「だぁぁぁっ!!!」

その瞬間、ジャンボは体ごと汐莉に体当たりすると、そのまま強引に後ろの壁まで突っ込んだ。


ーードンッ!!ーー

「がぁぁっ!」


汐莉の小さな体が、ジャンボと壁に勢いよく挟まれる。
胸を圧迫され、汐莉の呼吸は一時的に止まった。

「うっ!」

その瞬間、汐莉の首がジャンボの左手によって固定された。
前を向く。そこには、力強く握られたジャンボの拳が待っていた。


「おらぁぁぁぁっ!!!」

ジャンボに残る力はこれが最後だった。ありったけの力を拳に込め、ジャンボは勢いよく右腕を振り抜いた。……


ーードンッ!!ーー

「うっ!……」


この瞬間、勝負は決した。
ゆっくりと床に崩れ落ちていく。……


その場に静かに倒れていったのは、汐莉ではなく、ジャンボの方だった。……


「ハァ……ハァ……」

首を摩りながら、汐莉が息を整える。

最後の瞬間、ジャンボの拳が届くより先に、汐莉の右膝がジャンボの鳩尾を貫いていた。


「ハァ……ハァ……」

結局そのまま、ジャンボが起き上がってくる事はなかった。


「汐莉っ!」

佳澄と有希子が汐莉に駆け寄ると同時に、汐莉の体がぐらっと揺れた。
佳澄は汐莉の体を支えると、そのまま優しく床に座らせた。


「汐莉、お前の勝ちだ」

有希子の声に、汐莉は力無く首を横に振る。


「あたしの負けだよ、完全に……こいつには勝てない、今のあたしじゃね……」

汐莉はそう言うと、右腕に巻かれている黒のブレスを徐に外した。
よろよろと立ち上がりヲタに近付く。

ヲタの前に立つと、そのブレスを目の前にかざした。


「今から彩さんに会ってくる、これを返す為に……それがあたしのケジメだ。……
あんたんトコの先輩や、うちのモンが刺しちまった人間に謝りに行くのは、それからでもいいかな?……」

ヲタの目を見つめ、汐莉はそう言った。

ヲタは「あぁ」とだけ答えると、柔らかな笑顔を見せた。


小さく頭を下げてから、汐莉がゆっくりと階段を上がっていく。
佳澄と有希子がそれに続く。


「おいっ!」

その時、汐莉を呼び止める声がした。
汐莉が振り向く。
その声は、ジャンボだった。

ヲタが手を貸しジャンボがゆっくりと立ち上がる。


「うっ、うちの人間に謝りに行く時は、あたしに声掛けろ……あたしも一緒に、謝ってやっから。……
心配すんな、サドさんもシブヤさんも、ライスだって、みんな許してくれるさ……」

そう言うと、ジャンボはボコボコな顔でニコッと笑った。

汐莉は微かに微笑むと、ゆっくりと階段を登って行った。……


「お前が一緒に謝ってどうすんだよ」

肩を支えながらヲタが苦笑いを見せる。


「いいんだよ。昨日の敵は何とやらって言うだろ」

痛んだ頬を摩りながらジャンボが言う

ヲタがフッと笑うと、茉夏や花音、安奈も笑顔を見せた。

しかし、ゆりあ一人だけが難しい表情をしていた。


「なぁなぁ、何とやらってなんだよ。その先言えよ、気持ちわりぃだろ」

ゆりあの言葉に、全員の表情が固まる。


「なっ、なんだよ」

納得のいかない顔のゆりあに、安奈が困ったように額に手を置く。


「……お父さんかお母さんに教えてもらいなさい」

呆れた顔で安奈がそう言うと、その場に居た全員が声に出して笑った。


「チッ、なんだよ馬鹿にしやがって……」

ふてくされたようにゆりあは頭を掻いてから、携帯電話のディスプレイに『自宅』の文字を表示させた。……






この後、そんな事でいちいち電話してくるなと父親に冷たくあしらわれたのは言うまでもない。……




























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