このブログにお越しいただき、ありがとうございます
たかがお花。
されどお花。
大きな声では言えないけど
私はず〜っと
お花が全部一緒に見えていました
「たかがお花でしょ族」
でした。
パリスタイルフラワーに出会うまでは
だって
お花って高いんですもの〜
違いがわかるほど目を肥やすために
買ったり全然してこなかったんですもの〜
ましてやお花を習うなんて
想像すらできなかったです
高いというのもそうですけど
男性に負けちゃダメだ!
なんて謎の思い込みもあったので
女性性の象徴のような花の世界は
真っ先に封印してましたよ
花より団子!
(食いしん坊なので)
花よりビジネス書!
でした
(は〜われながら色気は、いずこへ〜)
という拗らせ具合だった私が
今は花を仕事にしているんですから
人生は何が起こるか
本当にわからない
でもですね
そんな色気ゼロの私でも
心の奥底に秘めた思いが
あったんです
感性を使いたいなって
絵でも写真でも服でも
何でもよかったんですけど
癒されたくもあったのでしょう
(いや、相当疲れてたと思います)
花を手に取ることになります
拗らせ女の私は
人一倍、こだわりが強いので
花ならどんなタイプでも良かった
というワケもなく
資格でもなく
アレンジの型の多さでもなく
あれこれ考えて、
唯一
自分の好きなものこと
気になったものことを
表現できそうな花、ジャンル
しかもセンスよく
そんな花、ジャンル、表現を探しました
私の好きなものは
コルビジェのミニマルで採光が綺麗で
意外性のある建築とか
MoMAの絵だけじゃなくて
絵と人とミニマルな空間全体が
アートになっている空間美とか
CHANELのオートクチュールの
繊細でエレガントで
尚且つシックな佇まいとか
はたまた
初夏の田んぼの景色のように
一面に広がる青々とした稲が
風に柔らかくなびくような
田舎の風景とか
こういうものであって
こいうものを全〜部
お花でやってみたかったし
叶えたかったんです
刺激も癒しも両方欲しいという
私欲の塊!!
人一倍
頑固なので
このワガママが全部叶うものを
探して探して
結果的に行き着いたのが
パリスタイルフラワーでした
パリスタイルと言っても
何か決まった定義や型がある
ワケではないんです
あえてあるとすれば、
自然を愛するパリジェンヌが
パリの都会暮らしの中でも
郊外の森のような素朴な自然を
感じられるように
お花だけじゃなくて
葉っぱやグラミネ
(自然の様子を再現するように、風が吹き抜けるぬけるような感じを演出する雑草)
を入れるという点だと思います。
それと
10本を1セットとして
扱うということ。
花材の大きさにもよりますけど
メインのお花、サブのお花
草もの、グラミネ、それぞれに10本。
代表的なものがシャンペトルブーケ
風が吹き抜けるような
ナチュラルな仕上がりが特徴のブーケです
40本〜50本になる場合もあるので
たっぷりとした量のお花を
扱っていくというのも特徴ですね
ただこのパリスタイル。
アーティストさんや
デザイナーさんによって
表現方法はまちまち
グラミネを入れない方もいるし
ギュッとお花同士を密集させて
お花畑のように表現する方もいますし
逆にお花や草の空間をとりながらも
お互いをしっかり馴染ませて
風が通るイメージを表現する方も
お花の向き一つとっても
お顔全てを目立たせる方もいれば
逆にお花のお顔はチラ見せor隠して
大人の余裕を表現する方もいます
そう
個人の価値観、美意識
感性、センス、感情までもが
そのまま出る
出せるのが
パリスタイルフラワー
今にして思えばですけど
元々
ルールや縛りがガチガチな環境だと
すぐに廃人化する特技を
持っている私なので
デザインも自由度が高いパリスタイルは
基礎を磨きながら遊べるので
合っているスタイルだったんです
そう、最後に大事なことを
お話しますね
この基礎っていうのは
枝物や葉っぱの処理の仕方など
一般的なこともありますけど
自分が美しいと思う花表現をしている方が
している工程や、
なぜそれをするのかの視点、
デザイン思考の流れ、
手の運び方などから
刺激と学びを受けること
行き着くところ
人との出会いが軸になる
素敵だな、いいなと思う人から
刺激と学びをたくさん感じられると
技術も発想もどんどん
体に染み込んでいくし
楽しいの気持ちから
花との距離もどんどん
近くなっていくので
自分オリジナルのものに
変容していくスピードも
ぐんと上がるんですよ〜
デザインの自由度が高くて
自分の好みをおしゃれに
表現しやすくて
たくさんのお花と戯れられて
デザインや表現という切口から
尊敬する人との出会いや
刺激を受けられたり
パリスタイルフラワーから
人生の景色が
どんどん変わっていくんです
そんな人生を豊かにする刺激を
与えられる人は素敵だし
近い未来の素敵な人は「あなた」ですよ
今日も最後までお読みくださりありがとうございました
Photo by Bram Naus Daria Tumanova on Unsplash