「六根、六境、六識が一体となって活動するほかに、ものがあるのではない。

人生というても、ただこの作用のみと知れ。

それを、とかくその背後に支配力があるような気がして、いつも後髪を引かれる。
これが無明じゃ。

………因縁生、空無自性のものなれば、どこをとらえて、我というや。」


(「井上義衍老師語録」より)