おちょやん、戦時中です



戦時中を描いたドラマや映画や漫画などで
よく出てくるのは

田舎で畑をやってるところに
着物や帯を持ってって
食べ物に代えてもらうシーン



子どもの頃、

空襲とかの怖い目にあって
家族を亡くしたり
怪我をしたり
なんもかんも燃えたりして
大変な目に遭った人から
金品を取り上げておいて
野菜をすこーししか分けてあげないなんて
ひどすぎる!!!


って思って見てた



自分が野菜を作る立場になって
分かったんやけど、


たくさん出来るやん?

例えば、
自家消費なのに
茄子が毎日20本採れたら
食べきれんから

誰かに分けようとするやん


お友だちがたくさんいてたら
一人に20本とかはあげられんやん
いっぱい採れるけど、
一人にあげられるのは
4~5本くらいになっちゃう
すごいいっぱいで困る~って言ってたのに
いざ分けると少しなんだよね💦




困ってる人がたーーーくさんいて
毎日何人も何人も
分けてくださいって来られたら、
手ぶらで帰らさんようにしようと思たら
ちょっとずつしかあげられんよなぁ…



と、そんなことを思った




あとね



子どもの頃、
火垂るの墓を観たとき

親戚のおばさんが
お米を取り上げたり
お粥しか食べさせてくれなかったりで
ひどい!
あのお米は兄妹のものやのに!

って思てたんやけど


大人になって観たら

いつ終わるかわからん戦時中
家族みんな(兄妹含め)生き残るためには
白米で炊いて一気に食べるようなこと
ようやらん
貴重なお米はちょっとずつ
ほかのもんでかさ増ししたり
物々交換に使ったり…って
工夫するのは当たり前やん

って思ったん




年齢や経験によって
受け止め方ってかわるね