Convergent Audio Technology SL-1 Ultimate 真空管プリアンプ 音質/動作/機能良好 今井商事正規品100V 動作保証有り
【売約済み】
コンバージェント・オーディオ・テクノロジー社は、
1985年に真空管プリアンプSL-1でデビューした。同社の創立者であり、
開発エンジニアはケネス・スティーブンス、1985年発売のSL-1は、
その後SL-1リファレンス、リファレンスMKⅡに改良され、
1992年にSL-1シグネチュア、1996年にSL-1シグネチュアMKⅡとなり、
1998年に第六世代になる本機、SL-1シグネチュアMKⅢがリリースされた。
MKⅡからの進化として真空管変更で-20dBという大幅なノイズの低減化が実現された。
特性面に優れた透徹明晰な「最先端の音」を聴かせるのだが、そこに過敏な神経質さはない。
こうした音の多くがスタティックで、味気ないという先入観を持たれている事と、本機の音は
一切無縁だ。冷徹なまでの写実性の中に漲るようなテンションの高まりがあり、音楽の感情表現、
「エモーション」を細大漏らさず届ける事が出来る。ライブの臨場感に突出した表現力、
ひじょうに力強く、そして躍動的で、彫りが深く強靭な音像は立体的で視覚化したような
実態感の高さ。筋肉質の音像がうねるように隆起するさまに思わず息を呑む。
天衣無縫で開放的なサウンドは、薄らとした付帯音に包まれ、音場感は広大なのに、
空疎になる印象とは無縁で、音像の密度感が高く、濃密に凝縮された印象。
大スケールで重厚感に溢れているが、大味にはならず、細部のディティールまで緻密に描く。
音楽が精気に満ちて光り輝き、生命感に溢れる。艶やかさがあり、高S/N比と温度感のよさ、
ことごとく両立させている。初期のレビンソンのような倒錯的な官能美とは異なり、
女性ヴォーカルはふくよかで、どこか無垢を思わせる佇まいであり、陽性の魅惑が降り注ぐ。
最高の音楽の感動と高揚が共にここにある!音楽の持つ躍動と、
高揚感をどの音響装置より見事に再現してみせると、力強くここに断言できる。
「これが真空管の音なのか?」アッと思わず声を上げるほど、とてもS/N比が高い。
濃密な佇まいは透明感において意見が分かれるが、SA-5000に比肩するほどの魅力があり、
色彩情報量が圧倒的に多く、余韻が深く味わい深いソノリティは官球らしさに溢れる音である。
プリアンプなのに本体 24kg 電源部 5kg 総重量29kgという物理投入型は、
分厚い鋼鉄の板によって鎧われ、外乱を岩のように跳ね返すのだ。
CAT SL-1は、今後二度と出逢う事がないと思われる素晴らしい芸術作品である。
また小音量時においてSA-5000にもよく似ている。力強さに溢れる本機の方が魅力的で、
バラードや室内楽などの静かな音楽も透徹繊細に再現するフレキシビリティさや
懐の深さはあるが、やはりどこか少しアクセントを強めた力の表現が主張しがちではある。
ハイフィデリティさにおいてはSA-5000よりも確実に上である。アキュフェーズや
マークレビンソンの最新モデルに大きくは見劣りしないほど基本性能が高いのは
驚異的である。長年にわたってブレることなく同じモデルに七回もの
改良を加え続けてきたエンジニアの意地と執念が結実している。
(一番人気誌)である米国 Stereophile誌 1993年度、プロダクト・オブ・ザ・イヤーに輝いている。
同賞は年間の最高賞であり、オーディオ製品全体でたったひとつのモデルしか与えられない栄誉である。
レンチはヨドバシドットコムで買うのが送料込みでもあり、もっとも安いが発送にはかなり時間がかった。
必需品でもあるし、購入と同時に発注すればいいだろう。
ちなみに近くのコーナンには置いていなかった。
指定通りの 6922 真空管 がお薦め。音の良い古典管が多いECC88やE88CCを
使いたいところだが、残念ながらS/Nがかなり悪くなる。(内部画像↓に詳細追記)
(これはSA-5000でも同様だった)
S/N比が高いパワーアンプとノイズのないプログラム・ソースを使用することで、
高感度スピーカーを用いても聴感ノイズは限りなくゼロに近い。
元の場所に付いていた真空管の型番をよくみて同じものを差す。
基盤に刺すべき真空管の型式が書いてあったと思う。
間違えると故障に繋がりニューヨーク本社送りになる可能性があり、
20万を越える高額な修理費用が掛かる可能性がある。(今井商事)
右側の五本がラインステージの真空管である。拙宅では右端の6922(ECC88・E88CC互換)
のみTESLA E88CCのゴールドピンに交換、後二本のラインステージ増幅管の6922は
Philips ECG 6922にしてある。TESLAやTELEFUNKENのE88CCに交換したいが、
6922でないとノイズフロアー低減のメリットがなくなりノイズが大幅に増えるからである。
12AX7はNEW Mullard ECC83/12AX7 (リシュー・復刻版) を使っている。
また本機は真空管交換による音質変化が少なく感じられる。
SA-5000の真空管交換による変化はとても大きかったのだが。