OCTAVE HP700 真空管プリアンプ | 禁断のKRELL

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OCTAVE HP700 真空管プリアンプ 2014年 ドイツ連邦 ¥1,880,000



 

球とFETのハイブリッド式のHP300やJubilee Preampと違い全段真空管式である。
HP700は透明度が高く、空間表現力や広帯域といった現代ハイエンド的性能を重視する。
劇的な表現力が聴ける大作的なプリアンプ。HP500SEよりも力強くなり、
特性面や本格派の圧倒的な表現力は前作より遥かに向上が感じられる。
OCTAVE HP700はクールで冴えた音ながら、真空管の暖かさも感じられる。
低域は少し緩くふくよかな質感で、中高域の輪郭はソリッドでエッジが立っているが、
比較するとレビンソンの方がより硬質で彫琢が深く切れ味が鋭い。
巨大な躯体が音にもよく表れており、圧倒的なスケール感の雄大さや
図太い低音はHP700が大差で優位である。
 
 


OCTAVE(オクターヴ)は1986年にAndreas Hofmannによってドイツの真空管アンプ
専業ブランドとして創立された。技術的な特徴としていえるのは電源や出力トランスの
自社生産、世界の最先端を進む電源回路、実際にOCTAVE HP700 からもたらされる
サウンドはきわめて先進的なもので、現代のハイエンドオーディオ界に生まれた
革命的な製品群と呼べる。そのサウンドは最先端テクノロジーで
真空管の持つ可能性をさらに追求したものと確信させる。
明快なまでに明るい傾向で、ハイコントラストでブリリアントサウンド、
燦然と光り輝くサウンドは眩い光を空間に解き放っていく。体温を上昇させるほどの
高揚感をともなって、音楽を活き活きとした生命感に満ちた音で表現する。
万華鏡を覗き込むような色彩感の豊かさは極上の管球機のみが持つ美点だが、
ソリッドステート以外では実現が困難と思われた研ぎ澄まされた輪郭の切れ味や
彫琢が深く空間に刻まれる高度な音像表現は抜群の解像力で驚かされる。
透徹した広大なサウンドステージを眼前に展開する。高S/N比でワイドレンジ、
音の輪郭線を強く際立たせたドイツの音は硬質調でエッジが効いた
(ハッキリした、尖った音)バスドラの切れが冴える。OCTAVE HP700は
広大なスケール感とモーメンタム(推進力)に溢れており、
凄まじいダイナミクスが特徴である。JBLの大型スピーカーにベストマッチ

 


http://www.fuhlen.jp/octave/products/hp700.html


Line ステージ                 

使用真空管           12 AU 7 、EF 184 x2     

出力インピーダンス     RCA:100Ω/300Ω切り替え

XLR:150Ω     


入力                   RCAx3系統、 XLRx2系統

                        RCAホームシアターx1系統(XLR切替可能)

                        選択可能なモジュール入力x2系統     

出力                   RCAx2系統、XLRx1系統

                        モニター固定(RCA)x1系統     

XLR伝送比           0 dB     

XLR ピン配置           1 = ground / 2 = + / 3 = -     

消費電力           35 - 60W     
    
本体重量           10.8kg(搭載モジュール無し時)     
      
電源重量           4kg     

サイズ:本体           W462 x H130 x D480 (mm)     


電源部            W110 x H90 x D277 (mm)     

付属品            電源コード、ボリューム専用リモコン     

仕上げ                 アルミニウムシルバー/アルミニウムブラック