ダイナミックオーディオ訪問記 | 禁断のKRELL

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ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。

 

 

 

2017/9/29 午後にダイナミックオーディオさんを訪問してきました。

 

 

 

 

 

 

ダイナミックオーディオ5Fは接客が丁寧で問題なく試聴させていただきました。

 

 

5Fに入って左奥にあるOCTAVE HP700とMRE220を試聴。

 

HP700は万能選手、大阪で鳴らしていた「激しい」音と比べると印象が薄い。

 

EAR912は初めて聴きましたが、中高域が非常に細やかで繊細な音、

柔らかくまろやかでなめらかな麻薬のような蠱惑的な音色。

白昼夢を見ているような印象で、温度感が高く濃厚な色彩感がある。

エッジが一切立たないのでボーカルしか聴けない音だが魅力を感じるプリアンプ。

 

 

EAR534やEAR890パワーアンプは切れ込みがあるシャープな音ですから

ここまでマイルドな音なのかと驚きました。プリアンプはEAR912以外はいまいちな

印象ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

聴く時間が無くて残念だったアンプ。

 

 

 

 

 

 

ダイナミックオーディオ6F

 

 

ConstellationのプリとAUDIAのパワーアンプ、色付け感が少ない

ニュートラルな音だが、これまで聴いた中でも指折りの高次元な製品だと思う

「おお~これは凄い!」 つまらない音ではないと思った。AUDIAは低域が柔らかく

膨らんだ音というネガティヴな固定観念があるけどここでは全然印象が違う。

Constellation Audio は迫力のある音のイメージが強かったけど、

温度感があり、リラックスできる「ひたすら心地よい官能的な音」で鳴っていた。

非常に繊細で細やか、微粒子的感覚。ちょっと聴いた事ない音。

Constellationは何回も聴いているのだけど、やっと「これは凄い!」と思えました。

圧倒的な高みにある高次元の製品。ダイナ6Fに感謝しなければ。

信じられないくらい細かい音まで聴こえる。好みにもよるだろうけど

さり気なく凄い音を出していて言葉を失った。高い評価に納得できた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この極上のサウンド体験には Burmester 069の持つ影響力が極めて大きかったと思う。

Constellationとの相性の良さも光る。発売から年数経過しているが、「最新が最良」の

デジタルの世界において、これまででもっとも素晴らしい音色を聴かせてくれたと思う。

お値段は700万ほどするのでVivaldi DACよりもお高いですが、Vivaldiよりも良いと思います。

ベルトドライブのCDプレイヤーです。USB入力などは付いていませんが、デジタル入力は

ございます。ただしCECのベルトドライブのトランスポート込みの音色の良さ、音楽性でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイナミックオーディオ7Fへ、日本でも最高峰のオーディオ試聴室と言えるでしょう。

 

最初は5Fを勧められますが、「大阪から最高峰の音を聴きに来ました」 で滞在を許されました。

 

 

総額73,974,000円のシステムの音を聴く。SPはHIRO acoustics 95dB以上出てたが

大音量にありがちな刺激的なところがなく圧倒的に凄かった。ニュートラルで色付けが少ないが

惹き込まれる音。フィンガースナップなどは実演を思わせるリアリティーが高い音。

正確で明瞭だが味気なさがない。HIRO acoustics は球面波状のユニットで合理的に

音質を向上させている。卓越したステレオフォニックな音。ステレオフォニックな音の

反対語がモノフォニック、簡単に日本語化すると立体音響。「双耳聴感効果」と呼ばれる。

確か川又さんは密閉型しか私は認めていないというような事を言っていたと思う。

優秀録音なら凄い音を出してくる。馴染みのある録音の悪い曲も掛けてくれる

フェアな感じでした。7Fの川又さんのセッションは一曲毎にリスニングポジションが入れ替わる

シャッフル方式ですが、35歳の美しい女性がいて、旦那か彼氏の同伴じゃなくて本人が好きで

興味津々で聴いている感じで惚れてしまいそうでした。一曲毎に川又さんから一人一人感想を

聴かれるけどもっとも知的な回答をしていました。

 

「美味いものを色々と食べて経験すると、不味いものがすぐ分かるでしょう?」

 

「色々と良い音を聴いて経験値をあげないと良い音が分からないよ」という事を言っていました。

 

「私はオーディオのプロですから、自宅ではオーディオをやっていないんですよ」

 

 

7Fに来るお客さんにも 「好きな音か、好きじゃない音かで判断すればいいんですよ」

 

と伝わりやすい言葉にして伝える川又さんは卓越したセールスの達人だなと感心した。

 

セッションの最後にお客さんの企業名や役職を尋ねたり、名刺交換を求めていた。

 

※ システムの詳細は下記の画像をご参照ください。