音場感を聴くために | 禁断のKRELL

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ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。



スピーカーは大きい方が音が広がると思っている人が多いのですが、
これが大きな間違いで、「点音源」 で水滴型のデザイン (B&Wのような)
スピーカーの方が 「音場感」 が良い。音に包みこまれるような感覚、部屋いっぱいに広がる音、
あるいは部屋のサイズを通り越したような圧倒的な音場感を体験できる。


富士通テン ECLIPSE
 が見た目にも説得力があると思うけれど、
位相特性 (各帯域のスピードの揃い) が他社スピーカーと比べても圧倒的に良くて、
最高性能だと思う。ちなみに拙宅のすぐ近所に会社がある。ご当地企業ですから、
そのうち買わないとね。こういうスピーカーはまるで眼中にない人が多いけれど


ハイエナジー型で音漏れが酷いホーンスピーカーですが、リニアフェイズという単純なユニットの
位置関係の問題ではなく、ホーン+コーンのスピーカーは位相特性が悪く音場感が全然出ない。


だから、複数のスピーカーを使おうという人は音場感の良いスピーカーを使い分けるとよい。
JBL4343などから事情があって小型スピーカーに"都落ち"する際にも満足度を維持しやすい。


ヴィンテージの舶来品オーディオ機器は固有の癖がある。その個性を聴くのは非常に愉しい。
筆者を舶来主義にしたのもKRELLのアンプのおかげです。だけど、個性的ゆえに
飽きるのも早い、これはサブシステムにまったく違う世界を持つことで耳をリセットすることができる。




音場感のよいスピーカー、


B&W Nautilus 805
がお薦め。Nは音が硬いのでS805以降が良い。

上手く鳴らすのは難しいスピーカーである。


古いスピーカーだとLS3/5aですね。これも凄い!小型スピーカー離れした音の広がりに唖然とします。


AE2sigが特に素晴らしいと思う。このスピーカーは傑作で重低音が伴ったスケール感が出る。
サイズが信じられない驚愕のサウンド!アンプには実力のある大型機を奢ってほしい。


AE2とAE2sigでは全然別物だと思った。


リスニングルームが戸建て三階とかで、エレベーターもなく、
90kgもあるような大型のスピーカーを運び入れる気力や体力がないという方には特にお薦め。


これらのスピーカーで音場感を重視する場合、実はナロウレンジな真空管アンプの方が
再生帯域が狭い分、位相が揃うので空間表現がよく、音場感に優れている。


カウンターポイントのSA-3000やSA-5000が真っ先に頭に浮かぶ。



富士通テンの会社の斜め向かいに