Current Cable Peacemaker | 禁断のKRELL

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Current Cable Peacemaker アメリカ 電源ケーブル 1.5m 2000$





Peacemakerはクリアーで高分解能な最先端のハイフィディリティー・サウンドでありながら、
暖かく艶かでフワッとした浮遊感も演出できる暖色系のケーブルです。

PADのケーブルなどで皆さんよく御存じと思いますが、この手のタイプのケーブルの
ヌケの悪さ(混濁感)がなく、PADのような"モヤモヤ感"が付いて回ることがないです。
Peacemakerは暖色系でありながら透明感もあり、見通しの良い空間表現力を持つ秀逸な製品です。
音場は透明で広々としており、音像はキリッとして明瞭度が高いです。アタック(輪郭)に芯があり
写実性が高くキレ味の鋭い輪郭描写をします。女性ボーカルは艶やかでとても色っぽいのです。
響きを重視し、音がよく広がり、情報量も多く音に包まれるような感覚を生み出せる。
多数のこだわりのオーディオファイルに愛好されており、
システム全体をCurrent Cable社製品で埋め尽くしてしまう方が続出しています。
(その是非はともかくとして)日本語インプレッション記事も複数見つかります。
Current Cableの旧モデルは外層シースで三芯をひとまとめにしていましたが、
この後期バージョンのようにセパレート化することにより高級ケーブル愛好者で
電線マニアの皆さんが一番に気になされる取り回しが劇的に改善されています。
NBS BLACK LABEL ACも愛用していますが、設置にはとても体力を要しますし、
(曲げたり捻ったりが困難でとても固く太い導体なので機器やケーブルに
ストレスなくインレットに刺すのが困難)電源ケーブルのインレットやプラグ、
機器のACインレットを破壊することもしばしばあります。
取り回ししやすく張力(反発力)も控えめの本モデルは抜群に使いやすく、
また作りもとてもしっかりしていますので、K. Racing Audio DesignDEVICE 1
Electra Glide Epiphany X
ケーブルのアルミフォイルのような
貧弱な外装で、シースが簡単に破れたり、プラグ部分を破損したりということも
まず起らないと思われます。
NBS BLACK LABELをメインで使用していますが、
このケーブルは高域寄りの (高域がキツイ) 音であり、低音やエネルギー感の増大も
影響力が強すぎるので事実上システムに1~2本までしか使用できないことは
経験者ならよく御存じだと思います。日本のケーブル界の第一人者、福田雅光先生がよく語っておられますが、
ケーブルは基本は合わせミソだと思います。
このケーブルは価格が考えられない程
きわめてコストパフォーマンスが高く
最大でも二本までで、
それ以上使うとシステムが破たんするNBS BLACK LABELなどと
上手く組み合わせることで、より高い次元のサウンドを生み出すことができます。
手の届く価格帯で聞き惚れる音楽性と数十万クラスのハイエンドケーブルと遜色ない性能を
両立さたPeacemakerは高い存在価値がある素晴らしいモデルです。