KRELL KBL | 禁断のKRELL

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KRELL KBL 1990年 \980,000


"激情"のプリアンプ!!



このプリアンプは他のプリと比較して圧倒的に"個性的"な音がします。

このプリで大音量を捻り出すと、アーティストの音楽表現における

"激烈"な感情をリスナーの眼前に叩きつける、

熱く、激しい表現で聴く者の心を震い昂ぶらせます。


「激情のプリアンプ」 このプリを現すのに、これほど的確な表現はありません。


"熱い"音楽表現を手がけさせるには最適なプリの一つでしょう。

物凄く個性的な音を持ったプリアンプです。音像表現のなんという肉厚さ、

そして実在感のリアルさ、強靭な芯の強さを伴った音の太さ、

彫りの深さに痺れます。しかも音に艶がある!今まさに、そこに在るかのような

実在感の表現力は特記事項でしょう。数多の銘機プリが

文字通り霞むほどの"確かさ"で克明な音像を描き出します。

中低域の狂気のような強烈な力感に痺れます!

脳天を叩き割るドラム、唸るベース、バスドラの深い沈み込みが素晴らしい!
現実離れした異次元のサウンドと言っていいでしょう!

緻密かつ太い音像描写によって、音楽の持つ生命感の輝き、

躍動を強く、濃く空間に描き出します。非常に生々しい音です。

現代的なロックを熱く鳴らすには最高のプリアンプの一つ、

だと思います。始めて聴いた時は兎に角感激しました!



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比較対照は同じKRELLのKRC(初代)でしょうか。

KBLの音をより高精細にしたKRCは恐らくKRELLの最高峰プリアンプだと思います。

定価はKBLの1.5倍、希少なので市場価格もかなり高めです。

最初期KRELLの瑞々しさ、鮮度感ではPAM2、初期のフワッとした暖かさ、

コクのある濃厚さを残した激情のプリアンプKBL、KRCには廉価なKRC2、KRC3も

ありますが、共に一体型のプリで、強大なパワーの電源ユニットを別搭載する

初代KRCやKBLに一歩部があるようです。

玉数の多さと値段の安さでKBLはお勧めですね。

KBLの持つ中低域に独自の粘性があるネバリのある質感、濃厚さはKRCにも

無い要素です。熱いロックを激烈な表現で音のシャワーを浴びるように

聞きたい方は必聴のプリアンプです。ただし、

小音量だと持ち味が出し切れないように思います。

概ねオーディオで簡単に音を良くするためには音量を上げると

良いのですが、このKBLは特にそんな傾向を感じます。

大きめの音を取り出すとガラッと音が変わりますね。


クレルで過去一番人気があった

プリアンプがKBLです。



KBLは米国Stereophile誌、ランクAを獲得した高い評価を

持っています。PAM2やKRCと並ぶKRELLを代表するプリアンプです。


名前の通りバランス優先設計なので、RCAで繋ぐと音は見劣りします。

バランス出力から変換ケーブルやアダプターなどを使っての

接続にはご注意ください。プリの信号出力が強力で

そのままスピーカーを駆動できるほどの力があるので、

RCAのパワーにつなぐには専用設計されたものを使ってください。



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