例のジャニーズの1件で自ら地に堕ちる山下とは大貫は違ったようだ。
むろん思想的ではなく、音楽的な意味での、だ。
2005年に発表されたとされる「One Fine Day」の颯爽としたところに度肝を抜かれた。
たまに、思い出したころに検索する大貫のHPがまたリニューアルされたようでたまにしか見ないのに文句言うなだろうが毎回のようにリニューアルされるのは困りますねぇ。
ディスコグラフィーの表示が毎回のように異なると連続性を見失います。
これは通算25作目。比較的、新しい方のオリジナルアルバムです。
YOU TUBEのおかげでこれまたまあまあ新しい大貫の歌唱を見ることができます。
その前は冨田さんのちょっと前のライブでの高橋幸宏とのデユエットでした。
さらに前となると遥か昔の関西漫才コンビによるフジテレビの番組での坂本龍一との出演でした。
大貫のコンサートは2回見ましたがそのうちの1回はイベントなので本来は除かないと。
名古屋の雲竜ホール(現在はDIAMOND HALL)でのコンサートは秀逸でした。書きながら思い出した。青山学院での大学祭で加藤和彦とのジョイントコンサートにも行ったんだ。
この時は大村健司もいた。高橋さん、坂本さんと大貫の周りには早世の方が集まる傾向にあるようだ。
表題に戻ると、こう書けば大貫が山下とは違ってリベラルで真っ当な思想の持ち主であるかのようだがそんなことはなく真っ当な保守思想の持ち主かも知れない。女性にだらしない坂本龍一と同棲していたぐらいだから。先妻の矢野顕子がどうしてか大貫の曲をカバーすることが多いのも不思議だ。音楽的にもそんなに近いという感じでもないのに。まだ松任谷由実の方が近いように思う。
かといっても吉田美奈子と一緒にコーラスをやった程度のことですが。
大雑把に言えば松任谷のお仲間の安倍晋三ともワイン仲間かも知れないし。
いわゆる上級国民に入る人々だ。政治的に無邪気と呼ぶにはそれこそ無邪気だ。
ヒットラーとレニリーフェンシュタールの関係と思い出すとよいだろう。