たまたまよくみる自作PC YouTuberの動画を見ていてはたと膝を叩いた。
「簡易水冷のラジエーターを排気ファンで温めていた謎が解けた!」
これまで簡易水冷のラジエーターをPCケースの上部に取り付けファンを排気設定にする理由が分からないでいた。とりあえずラジエーターを上部に付けるのはCPUから一番近いケース面だというのとケースや簡易水冷のマニュアルにそう書いてあるからという安直な理由は理解している。ただそれでCPUは冷えるのか?という最高にして最低の目標は達成できるのか、ということ。
まずPCファンの目的から説明しよう。仮にケース上方下方前方後方の4面に空気を出し入れできる穴が開いているとする。最低でも後方に排気ファンは必要だろう。下方の穴には電源を吸気ファンを下に取り付けよう。ここまではほぼ100%の人が考えるだろう。ここでは最初からケースに後方ファンが付いていたっていう想定である。次に取り付けるCPUにゲーム等で相当負荷をかけたり速度アップをするといった場合、CPU温度が上がり空冷ファンでは危ういと考えた場合、水冷を考えることとなる。そうなるとケース前方に吸気ファンを取り付けそのエアーをラジエーターに当てて冷やすというのが理想。ところがCPUの真上に穴が開いていると「温かい空気は上昇する。ならば排気ファンはケース上方だ」と思いなぜかそこにラジエーターと直結させてしまう。ここでは簡易水冷のラジエーターの機能を完全に忘れている。
上記の動画では「CPUの排熱もラジエーターファンが吸っています」と発言しています。
このケースでは簡易水冷とGPU取り付けをしていますがエアフローを考慮するのはかなり厳しいと思います。
どちらか一つは犠牲にするしかないと思います。
アップ後にさらに分かりやすい簡易水冷の動画を見つけた。
この動画ではケース上部にラジエーターを取り付けているのだが変わったPCケースでケース上部にファンを収めるアダプター的なスペースがあらかじめ用意されている。ラジエーターはケース内側に取り付けている。
で肝心な吸気設定か排気設定か?であるが1度程度しか変わらないとのこと。
これはケース上部であればエアフロー的には排気が正しいのでケース内温度を冷やすには排気でよかった、という結果なのじゃ?と思った。よってケース前方の吸気での設定を見て見たかった。