桜花賞(GⅠ)

2024.4.7(日) 阪神競馬場 芝1600m


 第1回優勝ファレノプシス



 馬券を買う上で、少なからず必要なファクターの1つがデータです。

 各条件のレースで必ず【傾向】というものが存在します。※以下、【傾向】→【データ】

 その【データ】を理解した上で馬券購入馬の取捨選択をすると更に馬券的中に近づける事が可能です。

 ただし、その【データ】をどこまで遡って収集するか?これが非常に大事になります。

 競馬関連の各媒体で色々なデータがありますが、その大体が【過去5年】や【過去10年】といったものです。ここには何の信憑性もありません。

 例えば『この年に馬場改修を行なった』とか具体的な変化などがあれば別なのですが、結局のところ『何となくキリがいいから』なんです。

 逆に【過去50年】くらいまで遡っちゃうと訳わからなくなります。もはや血統も馬場も育成も全てが違い過ぎるのです。

 なので、この記事では私ANDYが競馬を始めた【1998年】からのデータを元に消去法データとして記載していきます。

 自分が見てきた事が一番正しい。逆に今まで見た事がない事は例外として扱う。例外が起こったら諦められる。そんな感覚です。

 中にはかなり雑なデータもありますので、あくまでも皆様の馬券予想のスパイス程度になればと思っています。

 特に同じ時期から競馬を始めた方々には懐かしい馬も登場してきますのでお楽しみいただけるかと思います。

 適当に、暇つぶし程度に読んで頂ければ幸いです。




  消去法データ① 2桁人気馬


 1998年以降、2桁人気の馬で馬券に絡んだのは下記の7頭です。

 

2013年 3着プリンセスジャック 14番人気

2010年 3着エーシンリターンズ 11番人気

2008年 1着レジネッタ 12番人気

2008年 2着エフティマイア 15番人気

2005年 3着デアリングハート 10番人気

2003年 2着シーイズトウショウ 13番人気

2002年 1着アローキャリー 13番人気

 

 上記7頭の内、4頭が芝1400m以上の重賞で連対経験があり、2頭が芝1400m以上のOP勝馬でした。

 唯一の例外レジネッタは芝1400m以上のOP以上のクラスで2度の3着があった2勝馬でした。



消去法データ①の例外

①芝1400m以上の重賞連対馬

②芝1400m以上のOP勝馬

③芝1400m以上のOP以上クラスで複数の複勝圏内経験のある2勝馬


消去法データ①で消す馬

シカゴスティング

セシリエプラージュ

テウメッサ

ハワイアンティアレ


※某競馬情報サイトの現時点でのオッズを参考にしています。




  消去法データ② 16番人気以下馬

 

 1998年以降、16人気以下馬の成績は(0-0-0-78)で1頭も馬券に絡んでいません。



消去法データ②の例外

無し


消去法データ②で消す馬

ショウナンマヌエラ

ワイドラトゥール

シカゴスティング




  消去法データ③ 馬番、5番枠に入った馬


 1998年以降、馬番5番の枠に入った馬で馬券に絡んだ馬1頭もいませんでした。



消去法データ③の例外

無し


消去法データ③で消す馬

シカゴスティング




  消去法データ④ 前走、フラワーC2着以下馬

 

 1998年以降、前走でフラワーCに出走していた馬で馬券に絡んだのは1着馬のみでした。 



消去法データ④の例外

無し


消去法データ④で消す馬

無し




  消去法データ⑤ 前走、エルフィンS2着以下馬

 

 1998年以降、前走でエルフィンSに出走していた馬で馬券に絡んだのは1着馬のみでした。 



消去法データ⑤の例外

無し


消去法データ⑤で消す馬

無し




  消去法データ⑥ 前走、フィリーズレビュー5着以下馬

 

 1998年以降、前走でフィリーズレビューに出走していた馬で馬券に絡んだのは4着馬まででした。



消去法データ⑥の例外

無し


消去法データ⑥で消す馬

シカゴスティング




  消去法データ⑦ 前走、アネモネS2着以下馬

 

 1998年以降、前走でアネモネSに出走していた馬で、2着以下から馬券に絡んだ馬は下記の2頭です。

 

2002年 1着アローキャリー アネモネS8着

1999年 3着トゥザヴィクトリー アネモネS3着

 

 基本的に、アネモネS組から馬券に絡むのは非常に難しく、1着馬を含めても26年間で4頭しかいません。桜花賞のトライアルレースでこの成績では少し寂しい気もします。

 アネモネS2着以下から馬券に絡んだのは2頭のみで、8着だったアローキャリーはGⅠ阪神JF2着の実績がありました。

 3着だったトゥザヴィクトリーはその後エリザベス女王杯を制しドバイWCで2着になる程の名牝ですが、この時点で実績はありません。しかし素質の片鱗は単勝オッズ1.4倍の1番人気という部分に垣間見れます。 



消去法データ⑦の例外

①GⅠ連対馬

②単勝オッズ1倍台の1番人気馬


消去法データ⑦で消す馬

テウメッサ




  消去法データ⑧ 右回りコース未経験馬

 

 1998年以降、右回りの芝コース未経験馬で馬券に絡んだ馬は1頭もいませんでした。 



消去法データ⑧の例外

無し


消去法データ⑧で消す馬

チェルヴィニア




  消去法データ⑨ 直近4戦以上連続で連対の無い馬

 

 1998年以降、直近4戦以上連続で連対できてない馬で馬券に絡んだのは2008年のエフティマイアのみでした。

 エフティマイアは5戦続けて連対していなかったのですが、新潟2歳ステークスを勝った重賞馬でした。 



消去法データ⑨の例外

①重賞馬


消去法データ⑨で消す馬

無し




  消去法データ⑩ 非サンデーサイレンス馬

 

 1998年以降、SSの血が父方にも母方にも一滴も入ってない馬で馬券に絡んだのは下記の16頭です。

 

2017年 ソウルスターリング

 

2010年 アパパネ

2010年 オウケンサクラ

2010年 エーシンリターンズ

2008年 ソーマジック

2007年 ウオッカ

 

2004年 ヤマニンシュクル

2003年 シーイズトウショウ

2002年 アローキャリー

2001年 テイエムオーシャン

2000年 マヤノメイビー

2000年 シルクプリマドンナ

1999年 プリモディーネ

1998年 ファレノプシス

1998年 ロンドンブリッジ

1998年 エアデジャヴー

 

 1998年から7年連続で非SS系の馬が複勝圏内に好走してましたが、そもそもSS系の種牡馬の絶対数が少なく、ほとんどがSSの直仔です。フジキセキの初年度産駒ですら1999年がクラシック世代でした。

 その後SS系の種牡馬は増え続け、現在はSSの孫の仔が走ってるような時代です。そんな近年の過去10年に限定すると非SS系の馬はソウルスターリングただ1頭のみです。

 ソウルスターリングは阪神JFを勝ち、その後オークスを勝つような名牝です。そういう馬しか通用しなくなってるのが、桜花賞に限らず日本のクラシック競走の現状です。

 しかし2010年には非SS系の馬が3着まで独占したように、全くいらないとも言えませんので阪神競馬場の改修で外回りコースで行われた2007年以降とそれ以前を比較しました。

 2007年以降、馬券に絡んだ馬6頭全てに芝1600m以上のOPクラス以上での優勝経験がありました。

 しかし1着馬に限れば阪神JF勝ち馬のアパパネ1頭のみなので、単では買いにくいです。



消去法データ⑩の例外

①芝1600m以上のOPクラス以上優勝馬


消去法データ⑩で消す馬

エトヴプレ

セキトバイースト




  消去法データ⑪ 前走、エルフィンS、アネモネS以外の牝馬限定OP競走出走馬

 

 1998年以降、前走でエルフィンSとアネモネS以外の牝馬限定OP競走に出走していて馬券に絡んだ馬は1頭もいませんでした。 



消去法データ⑪の例外

無し


消去法データ⑪で消す馬

無し




  消去法データ⑫ 単勝オッズ50.0倍以上馬《1着のみ》

 

 1998年以降、単勝50.0倍以上の馬は馬券に絡むことはありますが優勝はありませんでした。

※単系馬券を買われる方はご参考までに。 



消去法データ⑫の例外

無し


消去法データ⑫で1着から消す馬

キャットファイト

エトヴプレ

マスクオールウィン

ハワイアンティアレ

セシリエプラージュ

セキトバイースト

テウメッサ

ワイドラトゥール

シカゴスティング

ショウナンマヌエラ




  消去法データ⑬ 前走、フィリーズレビュー4着以下馬《1着のみ》

 

 1998年以降、前走フィリーズレビュー4着以下馬は馬券に絡むことはありますが優勝はありませんでした。

※単系馬券を買われる方はご参考に。 



消去法データ⑬の例外

無し


消去法データ⑬で1着から消す馬

シカゴスティング




  消去法データをクリアした馬


アスコリピチェーノ

ステレンボッシュ

クイーンズウォーク

スイープフィート

コラソンビート

ライトバック

イフェイオン


【2着・3着候補】

キャットファイト

マスクオールウィン



 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。