風邪っぽく鼻声でグダグダしている妹に

「いいか、風邪ってのは風邪をひく予感を察知して早めに対処するんだ。そうすれば風邪なんて絶対ひかない。この俺のように。分かったら早く薬を飲みなはれ」

と説教した翌日の朝、僕の鼻の穴は完全に詰まり、ノドは真っ赤。呼吸はヒーヒー。

耳の奥も詰まっているような不快感。

見事に風邪をひきました。

妹は何も言わずニヤニヤしていました。


会社での昼休憩。
僕はギャンブラーのヒロ氏(男30歳胃下垂)と食堂で昼食を摂っていた。

ヒロ氏は体調が悪いらしく、朝から咳をしていた。
ムホムホ言いながらメロンパンを頬張っている姿があまりにも哀れで、面白過ぎて見ていられない。

するとゲーマーの青木さん(男28歳胃下垂)が、半笑いで会社の救急箱からノド飴を出してくれた。

ヒロ氏はノド飴を口に入れてモゴモゴやり始め、青木さんは突然ポケモンを語り始めた。

ピカチュウしか知らない僕が微妙な笑顔をヒクヒクさせていると、ヒロ氏が再び咳をして、ノド飴がテーブルに飛び出た。

ヒロ氏は諦めて机に突っ伏し、青木さんは爆笑し、僕はアメを拾ってテーブルを拭いた。

おしまい。


仕事の帰りに「ウマいラーメン屋を知ってる」と言い張る友人ヒロ氏(30歳男。胃下垂)に連れられ、渋谷へ寄った。

今までカップラーメンにしか用がなかった僕は、ラーメン屋の行列に列んだことがない。

「食べ方間違えたら頑固オヤジに頭蓋骨を砕かれたりしないだろうか。豚骨みたいに」などと考えながら不安な気持ちで列の最後尾へ。

店内へ入ると席はカウンターのみ。

カウンターで食ってる人のすぐ背後に順番待ちの客が大人しく陳列。

食ったらすぐ交代。

何かの儀式かと思った。

ラーメンウマかった。

チャーシューはヒロ氏にあげた。