こんにちは陽音です。

 

「ラスボスにあったかのような衝撃凝視

次回に続きます」

ここから随分と時間が経ってしまいましたお願い

 

とっても安心できるリハビリ病院に移ってから、心底ホッとしていました。

後はリハビリして歩けるようになったら、「家に帰って来る」と簡単に考えていたのです。

 

入院してから二週間後に、担当医・看護師・ソーシャルワーカーさんとの面談がありました。

 

まずは担当医の先生から、今の母の現状を検査結果を見ながら説明してくださいました。

 

先生 「先日、脳のCTを撮りました。脳が委縮しています。今言ったことを忘れたり、骨折したことも覚えていない状況です。夜になると大声を出したりします。アルツハイマー型認知症を発症していると思われます」

 

私 「…そうですか」

 

先生 「それとね。急に入院生活となって、ご本人は理解されてないままに連れて来られた状況ですよね。相当なストレスを感じて鬱も発症しています。ご飯も食べてくれません」

 

私 「…(しばし空を見て言葉を失う)」

 

「私の前では良い病院に来れて良かったと笑顔で話したり、ご飯も美味しいよと聞いていたものですからビックリしています」

 

先生 「心配かけないように自分の気持ちを抑えていらしたのかもしれませんね」

 

私 「あの~。母の好きな物を食べさせたいのです。差し入れしてもいいでしょうか?」

 

先生 「もちろんです。お願いしようと思っていました。それと何か好きなもの。猫ちゃんの写真など飾って自分の部屋のようにしてみてください。心が落ち着くと思うのです」

 

私 「わかりました。猫の写真と好きなぬいぐるみを持ってきます」

 

み~の写真をいくつか貼って病室に飾っています。

 

 

帰り道

母の気持ちに気付かなかった自分を責めたり

「自分を責めたりしてもどうにもならないんだよな~」と思ったり…

堂々巡りが続きました。

 

悲しくて悲しくて、誰かに聞いてほしくて

埼玉に住んでいる従妹に連絡しました。

 

今までのことを話してね。

「もうこのまま認知症が進んで私と話もできないかもしれないし、忘れてしまうかもしれない。どうしたらいいと思う?」と聞きました。

 

従妹 「何も考えずに、みーちゃんがやってあげたいと思ったことだけやればいいと思うのよ」

 

私 「そっか~そうだよね!ありがとう」

胸のつかえがとれたような気づきでした。

 

毎日、母の好きな食べ物を持ち面会に行く日々が続きました。

 

3週間が経った頃

急に骨折の痛みが緩和して、立ったり手すりに摑まりながら少し歩けるようになりました。

それと同時にご飯も食べれるようになり一安心

 

相変わらず同じことを何度も言う時があったり、しっかりと会話できる時があったり。

波はありますが、回復に向かっていて「これなら家に帰って来れるな~」と思っていますと…

 

次の日、ソーシャルワーカーさんが「11月の末くらいに退院できそうですよ」と真っ先に知らせに来てくださいました。

 

2人でハイタッチパー

ソーシャルワーカーさんが「○○さん、頑張ったね。あとちょっとで猫ちゃんに会えるね」と3人で笑い合いました。

 

私 「昨日畑に行って畝を作ってたら、後ろに殺気を感じてね。振り返ると見た事もない大きなカマキリがファイティングポーズをしてたのよ。ビックリして尻餅ついちゃったよ(笑)」

 

母 「(笑)そんなに大きかったの?」

私 「(手で)このくらいの大きさよ。すごいでしょ?」

 

私 「でね。私は生き物を殺す気はサラサラないから、今日は畝作らないで他のことをしようとして畝から離れたらね。『この人、大丈夫そうだ』と思ったのかトコトコ歩いてついて来るのよー(笑)」

 

母 「へぇー可愛いね」

 

私 「でね。家に帰って買い物行ったら、また道端に大きなカマキリがいたのよ」

母 「また!?」

 

私 「こんな事はじめてだから、カマキリを調べてみたのよ。そしたらカマキリに会うと『幸運が訪れる』って意味があるんだって!」

母 「へぇー」

 

私 「だから退院の知らせが来たでしょ?しかも思っていたよりも一ヶ月も早かったよ」

母 「お礼言わなきゃ(笑)」

 

久しぶりに、本物の心からの笑顔を見た気がしましたニコニコ

 

退院する前に、母が一時自宅に戻り、リハビリ担当者・ソーシャルワーカー・ケアマネによる『家屋調査』をします。

 

前とは体が違います。

動ける範囲も行動も違いますので、手すり・段差など、母の行動の癖によって何が必要かを調査して帰宅に備えます。

 

帰って来たらお風呂はどうするのか?

自宅で入るのか?デイサービスで入るのか?

 

みなさんで相談しながら、『母にとって負担なく穏やかな生活とは?』を考えながらケアプランを立ててくださいます。

 

1人の高齢者に何人の人が携わってくれるのでしょうか?

本当に有難いな~と思います。

 

家族のいない私には心強くもあり、感謝でいっぱいです🍀

 

…と、帰宅の前に。

私なりにChat GPTに相談しながら、入浴介助付きのリハビリテーション(デイサービス)をいくつかピックアップしておきます。

 

年内に様々なことが終わりそうです。

 

来年は母も猫も私も穏やかに一年を過ごしたい!と。

まだ11月ですが、願わずにはいられません笑

 

次回は『家屋調査』ってどんな感じ!?をお伝えしたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました桜