AUTOMOBILE COUNCIL  2018_02 イタリア&スウェーデン車 | Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

Memory and Experience ~Cinquecento syndrome~

○○○ 71' FIAT500との生活○○○
MEXが綴る旧FIAT500との悲喜こもごもな日々

前置きはなしにして早速始めますね(^^。

 

ということで前回に続き、

AUTOMOBILE COUNCIL
 2018_02

 イタリア&スウェーデン車

でございます。

 

 

 

もちろん大好物な

■イタリア車■

 

AUTOBIANCHI A112 Abarth

(1973)

 

500を購入する前、

ライトウェイトオープンか、

小粋なハッチバックが欲しかったので、

候補の一台だったA112 ABARTH。

前期型のフェイスもいいですね(^^。

 

 

 

今年はこんな子もいましたよ。

より乗用車っぽくなった500。

 

AUTOBIANCHI Bianchina

(1964)

 

一とおりレストアした500に

プラスアルファした様な価格帯。

良さそうな程度と

500よりも手に入りにくい

パーツがあったり個体数

などを考えると

妥当な価格でしょうか?

 

 

 

全体的に3BOX形状となり、

箱型セダンになっていますね。

 

で、気付いたら

売約済みとなっていました(^^。

 

 

 

ダッシュボード周りの印象は

500とは異なりますが、

センターのポケットなどに

500の面影も。

 

 

 

ビアンキーナのオリジナルの

内装を知りませんが、

基本的には500と同じですね。

でもシートの膝裏部分で

色の切り替えをするとか、

当時500よりも高価であった分、

差別化されていたのでしょう。

 

ドアの引き手は

ドアパネルに一体化していました。

 

 

隣の600と。

四角いので当時としては

ちょっとモダンな感じ?

とは言え、

縦長のテールレンズに

時代を感じます。

 

 

 

エンジンは500と同じなので

見慣れた形状に

見慣れた補機類が。

 

 

 

ふっふっふ。

マニアックな部分をチェック。

見辛いですがエンジンナンバーは

110Dでした。

え?

「そこ撮るか?」

ですって?

そりゃぁ500乗りなら

気になるところです(笑)。

 

 

 

FIAT 600D

(1966)

 

色が良かった600D

フロントエンブレムの下には

イタリアのナンバープレートが

付いていた穴が残っていました。

 

 

 

イタリア〜ンな並びは

やっぱり楽しい(^^。

 

 

 

FIAT 600 Scioneri

(1956)

商談中(笑)

 

先の600Dより

10年前に作られた600ですが、

見慣れないツートンカラーと

フロントフェンダー上に

やはり見慣れないエンブレムが

”Scioneri”

んん〜?シオネリ?

知らなかったので調べてみたら、

シオネリはイタリアのカロッツェリアで、

当時のFIATのモデルをドレスアップして

販売していたようです。

 

 

 

窓がちょっと変わっていて、

後付けのようなスライドレールに

スライドウィンドウ+内側に開く小窓

という組み合わせ。

(矢印のところ)

これは後部座席の採風を

狙ったのでしょうね。

たぶん(^^。

 

 

 

なかなか洒落たカラーリングでした。

 

 

 

なんて見ていたら、

あ!

商談中の札が剥がされた!

商談決裂?(^^;;

 

オリジナリティーが高いのか

なかなかのお値段でした。

 

 

 

FIAT 850 Sport Racer

Berlinetta

(1969)

 

一見すると後期型の

850 Spiderに見えるのですが、

見慣れないハードトップ、

そして開閉可能な

リアクォーターウィンドウが・・・。

ん?ということは

ハードトップは外れない?

 

 

 

そしてなんか

”racer”

というエンブレムが!

 

ということで調べてみたら、

やはり固定式のハードトップで、

2000台ほど生産されたんですって。

で、このカラー

(”ヴェルデ・フルオーロ”というらしい)

は当時1台のみの限定で販売されたみたい。

スゴイですね〜。

 

こういうのが展示販売されるのも

このイベントの面白いところです。

 

 

 

スポーティーなインテリア。

 

 

 

リアには

”ASI”(イタリアクラシックカー協会)

認定のプレートが輝いていました。

どうりで価格も良いワケです(^^。

 

 

 

LANCIA Fulvia

Coupe Rally 1.3S

(1968)

 

ボンネットからショルダーに掛けて

テーパーの掛かったボディライン。

クーペボディのフルヴィアは

いつ見てもかっこいい!

 

しかし・・・

アストンとか見た後だと

だんだん金銭感覚が

狂って来ちゃって

「お!安いんじゃないの?」

的に思える様になって来るのも

このイベントの面白い・・・

いや、恐ろしいところ?

・・・かも(^^;;。

 

 

 

ダッシュボードのウッドパネルに

上質そうなシート。

ランチアは高級感がありますね。

 

 

 

LANCIA FLAMINIA GT

Touring 3C

 

ミラノのCarrozzeria Touring

(カロッツェリア・トゥーリング)

が手掛けた、

Superleggera

(スーパーレッジェーラ=超軽量構造)

ボディのフラミニアGT。

 

 

 

中央に3C、

サイドにはTouringと

Superleggeraのエンブレム。

 

Superleggeraのエンブレムは大抵

ボンネットの両サイドが指定席。

 

で、3Cって何かと思ったら、

トリプルキャブレターのことらしいです。

 

 

 

GTは2ドアで

ショートデッキなスタイル。

 

フラミニアは

SportがZagato

CoupeがPininfarina

など、デザインが異なるので

一見すると同じ名前のクルマとは

思えなかったりします(^^;;。

 

 

 

Dino246GTL

(1969)

 

個人的にDino206/246は

市販車としては

(知りうる限りでは)

一番美しいと思っています(^^。

でもそれは”均整のとれた”とか

”計算された”とかいうのとは

別次元のところで、

未成熟な艶かしさ故の

エロチシズムみたいな

(自分で言ってて謎ww)

ものを感じるんです。

って、

毎回似たようなことを

書いている気がしますが。

 

 

 

完璧さとは違うものが

このクルマには見えてしまうのです。

 

 

 

最近ではとんでもない

価格になってしまいましたね(^^;;。

 

 

 

一台だけだけど

■スウェーデン車■

 

VOLVO 1800 ES

 

とにかく四角さだけは譲れない!

という印象の

ボルボらしからぬ1800系は

いつも目を引きます(^^。

 

こちらのESはスポーツワゴンタイプ。

初期のP1800はこちら

 

 

 

リアゲートは大きなガラス部分のみが

ガバッと開く作りで、

初めて見たときにはビックリでした。

 

 

 

ショルダーラインのモールから

ドアハンドルへと続く一体感と、

ドアパネルの凹みが

そのまま手を入れるスペースになる

一連のデザイン。

「どうせ出っ張っちゃうんなら

それを踏まえて形にしよう。」

というような、

逆手に取った造形。

デザインの良し悪しは別にしても、

発想として

今時のクルマも見習って欲しいなぁ。

と思うのでした。

 

 

 

 

AUTOMOBILE COUNCIL
 2018_02 イタリア&スウェーデン車_END

 

 

あれ?

いっ、いかん!

ゲロー

Alfa Romeoの写真が・・・一枚も無い!!

滝汗

"Giulia 1600 Sprint"もあったのに〜!

ホワ〜イ!

しくしく(涙)。

笑い泣き

 

 

 

次回はイギリス車ということで。

 

 

AUTOMOBILE COUNCIL2017、2016を含むカーベントの過去記事はこちらです。