1972年の札幌オリンピックのスキージャンプで日本選手が表彰台を独占した「日の丸飛行隊」のひとりで、金メダルを獲得した笠谷幸生さんが先月23日に札幌市内の病院で虚血性心疾患で亡くなられました。

毎日新聞より


 

 

今回は虚血性心疾患について話します。

 

心筋梗塞や狭心症をまとめて虚血性心疾患といいます。

 

心筋梗塞は突然死する恐い病気。

 

狭心症はそんなに怖くない病ですが、労作狭心症は安静狭心症より緊急度は高く、健康診断ではベッド上に横たわり安静にして測定するので波形異常は認められないことが多いです。

 

 

小学生が健康診断では異常なかったのに運動中突然死するのが、この安静の心電図測定の欠陥です。

本来なら運動などの負荷をかけて、心電図測定すべきです。

 

 

 

 

人間の身体は電気が通るので、体表面のどこででも心臓の電気的変化を測定できます。

心臓の電気的活勤を記録し、その全体を観察することによって心臓の電気的活動を立体的なものとしてとらえるのが心電図です。

 

心電図のPQRSTの電気信号はこの部位から拾えます。

 

 

 

時々不整脈が出現する人を調べる24時間測定ができるものがあります。

小型で身体の皮膚に装着するホルダー心電図です。

最近では2週間記録できるものもあります。

入院の必要はないです。

 

 

 

明日朝まで仕事で、やっと代休になります。