DeNAの西浦直亨内野手(33)が引退の意向を固めたことが5日、分かった。


 西浦は法大から2013年ドラフト2位でヤクルトに入団。打撃が武器で、14年のDeNA戦(神宮)では史上初となる新人開幕戦初打席、初球本塁打の快挙を成し遂げた。昨年7月にDeNAにトレード移籍。今季は開幕を1軍で迎えるも、4月1日に抹消。その後も2度再昇格を果たしたが、1軍では8試合の出場にとどまり打率2割6分7厘、1打点の成績だった。

 2軍では71試合に出場し、打率2割5分2厘、3本塁打、26打点の成績。1日に球団から戦力外通告を受けていた。この日、ソフトバンクとのファーム日本選手権(宮崎)に「7番・遊撃」で先発出場し3打数1安打で有終の美を飾った。

 ◆西浦 直亨(にしうら・なおみち)1991年4月11日、奈良県生まれ。33歳。天理では1年秋からベンチ入りし、3年春と夏には甲子園に出場。法大進学後、2013年ドラフト2位でヤクルトに入団。23年7月に阪口との交換トレードでDeNAに入団。178センチ、82キロ。右投右打。