恐怖の黄色いボトル

1か月ほど前、突然肌のトラブルに見舞われた。

とある朝、シャワーを浴びたときに首がえらくひりひりした。

そのあと浴室の鏡に映る自分の顔を見て慄いた。

瞼と口周りが赤く腫れあがり、首は蕁麻疹のような赤い発疹で覆われていた。

何かに対するアレルギー反応であることは間違いないが、

その前日特に何かいつもと違ったことをしたわけでもないので、

原因がまったく思い浮かばない。

心当たりがあることと言えば、仕事がいつもよりも忙しいことくらい。

・・・ということはストレスか？？？

それとも更年期障害のはじまりなのか？？

医師に処方してもらった抗ヒスタミン剤を服用し、

ステロイド剤を塗布する生活がおよそ１か月弱続いた。

その間、発疹は手の甲にも出始める。

症状が落ち着く日もあったり、

それでほっとしたのも束の間、また急に赤みが増したり、腫れが戻って来たり、

規則性もないので、対処のしようもなくお手上げ状態。

見た目が気になるうら若き乙女じゃなかったのが不幸中の幸いだわ、なんて思いながらも、

わけのわからぬ皮膚病に翻弄される日々。

2度目の診察で、それにしてもなんで顔と首と手の甲だけなんでしょうねぇ・・・と

医師が投げかけた疑問が頭の片隅に残った状態で

その夜、ぼーっとスキンケアをしながら、ふと、

ん？これって私が化粧水を塗ってる部分ではないのか？？と気づいたわたくし。

使用中の「メラノCC」をぐぐったら、なんと同じような被害を被った方が結構いるじゃないの！

あああああーーーー

すっとーーーーんと音がしそうなくらいすべてが腑に落ちた。

いかにも堅実そうなこのボトルにすっかりほだされてしまったのだけど

これが真犯人であったか！！！

ネット上のレビューでトラブルを訴えていた方々は

使い始めてすぐに症状が出ているようだったが

なぜか私の場合はボトル半分くらい使った時点で急に発症したので、

この黄色いボトルを疑いもしなかった。

過去、基礎化粧品で肌にトラブルがあったこともなく、

これをつけても全く肌に違和感を感じることもなく

さらには日本製の製品には絶大な信頼を寄せているので、

まーさーかのどんでん返しであった。

使用をやめた途端、皮膚炎は嘘みたいにさーっと引いた。

ただ、かなり長い間ステロイド剤を使ってしまったので

ダメージを受けた肌が元通りになるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

運動したりお酒飲んだりして体が温まると、

ここでしたよーと言わんばかりに赤くなる。

何かにつけて回復に時間がかかるお年頃ですからね。

しかし、敏感肌でもない人に

ここまでひどい接触性皮膚炎を招く可能性があるものが

市販で売られているってちょっと怖い。