いよいよスズキ歴史館に入場しますが、
コロナ禍の影響で数名づつのグループでの入館になります。
多様な展示がありますが、RRのフロンテに限って展示車両を紹介します。
先ず、それまでのFFからリヤエンジン・リヤドライブに変わったフロンテ360(LC10)
極初期型の1967年型フロンテ360デラックス(LC10)
極初期型にはSSではなくともフロントライト・カウリングが装着されていた。
またボディ自体もそれ以降とは違う、フロントウインドウのモールが太いので判る。
サイドターンシグナルランプも丸型だが、それ以降の丸型とも違う。
サイドミラーも違うのだが、これは保安基準対応型になっている。
そしてスポーツモデルSS発売に先駆けてアウトストラーダを走ったSS360。
スターリングモスのドライブしたSS360。この赤いSS360はこうして保存されているが、
伊藤光男の乗った黄色のSS360はどうなってしまったのだろうか。(太陽の道走行後の画像)
スティングレイルックのフロンテ71(LC10Ⅱ)
LC10のエンジン、メカニズムを踏襲してボディをフルモデルチェンジした。(当初LC10も併売していた)
フロンテ71 デラックス ルマンオリーブ。空冷エンジン搭載。
丸いボディから角ボディスタイルに変わったが、ひとつにはトランクルームの確保という目的もあった。
軽自動車で全幅よりも全高が低くなったのは、このスティングレイルックが初となる。
お馴染みのフロンテクーペGX-CF。
スズキ歴史館の前身であるハーテックプラザ設立の時代にフロントバンパーを
統一型の新品バンパーを付けたのでしょうけども、ナンバープレートがフロントグリル側に
はみ出るのはカッコ悪いと思います。むろんフォグランプもスカートパネルに接触しています。
30年前から伝えているのに、相変わらずワイパーアームが左右逆に装着されている。
ボディカラーはコンチネンタルマルーン。
フロンテ初の4ドアセダン。水冷エンジンのみとなる。
オーバルシェルのフロンテ(LC20)セブリングシルバーのFC。
リヤサスペンションがLC10Wとは変わっている。
360から550へと軽自動車規格が変わり登場したフロンテ7S
新規開発の550規格エンジンが間に合わない為に
LC10Wに50年排気ガス規制適合の為触媒をマフラーにセットしたLL20エンジンを元に
443ccにボアアップしたT4Aを搭載したSS10。51年排気ガス規制適合。
ボディデザインは踏襲し拡幅延長したもの。この後T5A搭載のSS20Sに移行する。