キットの製作だけだと疲れてしまうので、
ホハ車の運転台を考察してみたいと思います。
公表されているホハ車の運転台内部の写真はこのアングルだけです。
後方からしか見れない為に
各部品の奥行については想像するしかありません。
キットではクラッチケース上にカバーを付けています。
これは簡略化してごまかそうとしている訳ではありません。
中央には当初は何等かの操作パネルだろうと思っていましたが、
こ写真を拡大すると何となく漢字に見えてきました。
これは燃料油・潤滑油の調整器と思われます。
実車写真との比較で同じ部品と判ると思います。
一〇〇式統制型直列六気筒発動機。
展示中の写真からこの部品を90度向きを変えて取付て、
車内から点検整備できるようにしたと思われます。
通常はカバー(遮音、遮熱を兼ねて)されていると判断しました。
(エンジンルームのカバーを外して走る人は普通は居ません)
(フロンテSSキャブ点検蓋を外して走って、直キャブの吹き替えしで
混合ガスでフロントウインドが曇って見えなくなり、もちろん息も
出来なくなった私がいますが。)
PANZER誌別冊に収録されている四面図ですが、
基本的に外寸も一致していません。横狭、縦長になっています。
この四面図でも運転台については何も描かれていません。
そこで、試製ホハ車の三面図です。
試製ホハ車は後輪駆動であり、量産型の前輪駆動とは異なりますが、
発動機、クラッチ、変速機については、ほぼ同じと考えられます。
(試製ホハ車は後輪駆動の為、推進軸が後方の機軸まで有り)
クラッチ・ミッションの位置からミッションの点検カバーを
車長席(中央の席)の下までと仮定しました。