「渡り鳥故郷へ帰る」.1 宇高国道.1 | 黒いダイスが俺を呼ぶ

黒いダイスが俺を呼ぶ

さすらいのSUZUKI SC100乗り。主にスズキフロンテリヤエンジン系を乗り継ぐ。
日活アクション映画、昭和の特撮番組が好物でロケ地巡り。
大日本帝国陸海軍戦闘車両模型も好き。

1962年公開 日活映画「渡り鳥故郷へ帰る」より

 

3年振りに帰郷するハリケーンの浩こと滝浩(小林旭)は

宇高国道の船中でメランコリー・マヤ(白木マリ)と出会う。

マヤ「いいねぇ この潮風 あんた高松は初めてかい?」

滝浩「何でそんなこと聞くんだい。」

   「港に着かねぇうちから里心がついちゃしょがねぇじゃないかい。」

   「あんた見てると銀座の匂いがするぜ。」

   「東京が恋しくなったら、あんたの踊りを観に行くぜ。」

マヤ「どうして、あたしのことを…」

 

船を降りた浩とマヤ。

 

そこにはマヤの愛人・陣内一郎(葉山良二)が待っていた…

 

マヤ「あんた、迎えに来てくれたのね。」

マヤ「知ってるの? あの人。」

一郎「何しに来たんだ。」

マヤ「あんたがここにいるって判ったからさ。」

一郎「本当は今日、東京に帰るつもりだったんだ。」

   「ところがたった今、気が変わったんだ。」

   「暫く、帰れそうもねえぜ。」