フロンテクーペ・カタログ5-4 メカニズム・公害対策 | 黒いダイスが俺を呼ぶ

黒いダイスが俺を呼ぶ

さすらいのSUZUKI SC100乗り。主にスズキフロンテリヤエンジン系を乗り継ぐ。
日活アクション映画、昭和の特撮番組が好物でロケ地巡り。
大日本帝国陸海軍戦闘車両模型も好き。

比類なきメカニズム、水冷2ストローク3気筒。鋭いダッシュで差をつけます。
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技術のスズキならではの高性能エンジンです。
水冷2ストローク3気筒リードバルブ付。
この独自なメカニズムが生むバランスのよさは、
4ストローク6気筒に匹敵すると高く評価されています。
細かいアクセルワークに敏感に反応。
特に、そのなめらかな吹き上がりがもたらす
強烈なダッシュは、熱烈なマニアをつくりました。
ハイウェイでの高速クルージングに強く、
低速での使いやすさも無類のエンジンです。
 
一歩先をゆく公害防止対策にご注目を!
 
排気煙を減少させたSRIS(スライス)機構。
クランクケース内の残留オイルをシリンダーへ還元して燃焼させるシステムです。
排気煙が大巾に現象し、さらにエンジンの始動性をも高めました。
 
燃料蒸発ガス抑止装置を採用。
ガソリンタンク内の蒸発ガスを外へもらさず
シリンダーへ送り込んで燃焼させ、炭化水素(HC)を減らします。
さらに、装着ずみのアイドル・リミッターが一酸化炭素(CO)を減らします。
 
マスキー法を完全パスするEPICエンジンの開発に成功!実用化も近い、と話題です。
昨年のモーターショウに発表して、大きな反響を呼んだ低公害エンジンです。
シリンダーから出てきた排気ガスを、排気孔附近で点火。
最燃焼して浄化します。
スズキ独自の技術で開発したこのエンジンは、
一酸化炭素(CO)や炭水化物(HC)窒素酸化物(NOX)などが、
昭和51年規制を完全にパスします。
いま、その実用化をめざして、さらに研究を重ねています。
どうぞご期待下さい。
 
スティングレイルックのフロンテ・セダンが
72フロンテからNewフロンテへマイナーチェンジしたのと
ほぼ同時にフロンテクーペのLC10Wエンジンに上記の公害対策が施された。