ダイアナのギターについて。 | 黒いダイスが俺を呼ぶ

黒いダイスが俺を呼ぶ

さすらいのSUZUKI SC100乗り。主にスズキフロンテリヤエンジン系を乗り継ぐ。
日活アクション映画、昭和の特撮番組が好物でロケ地巡り。
大日本帝国陸海軍戦闘車両模型も好き。

渡り鳥・流れ者シリーズに使用されたダイアナのギターについて。
 
イメージ 2
ボディ右下にDianaとペイントされているが、
これはメーカー名なのか、それともモデル名なのか。
イメージ 1
 近代映画『渡り鳥 北へ帰る』スチール写真 番三郎さんのサイトより
 
このギターの唐草模様は赤い夕陽と大草原の渡り鳥で使われたものに似ています。同一の製作者なのでしょう。
またサウンドホールの装飾模様が二重円(Cタイプ)なのも珍しい。本編での使用シーンは無いようです。
本編使用以外にもこのスチール撮影などにスペアが用意されていたのでしょう。
 
サウンドホール内に貼られたコーション・ラベルがよく見える画像です。
Diana Guitar と書かれています。
Dianaの字体はボディにペイントされているものと同じです。
右下の白抜きは恐らくモデルNo.の表示部なのだと思います。

しかし、いくらネット検索してもダイアナギターでは最近の海外製のギターばかりで、
日活映画との関連性のあるのは番三郎さんのサイトだけです。

そこで当時の音楽雑誌を見れば広告があるかもしれないと手持ちの資料を探したところ
イメージ 3
1967年の「ミュージック・ライフ」誌に掲載されていた
ダイアナのギターと絃の雑誌広告の画像です。

これを見ると以下のように書かれています。

株式会社ダイアナ本社 嶋田商店 東京都台東区御徒町3-11 
 
この事からDianaはギターのメーカー名であることが確認出来ました。