フロンテ360(コークボトル)輸出仕様の動画に引き続き、当時のパンフレットから紹介してみます。
ベースになったのは70年型(新型)LC10フロンテ360です。
国内仕様との相違点は、横長の外国ナンバーを付けるためのフロントバンパーや
リヤリッドパネル(エンジンフード)のナンバー取付部分。国内仕様と違いナンバー灯は左右から照射する形。
フロントターンシグナルはホワイトレンズになっています。(極初期型国内仕様にもホワイトレンズ有)
左ハンドル仕様のため、インパネ、ワイパー、灯火類なども変更されています。
輸出先により販売されたバリエーションに差はあると思われますが、
FRONTE360 Standard,Deluxe,Super Deluxe,FRONTE SS 360,FRONTE 500の各タイプ。
スペックは
FRONTE360 最高速度110km/h SS1/4mile 22.4sec 25ps/5000rpm 3.7kg-m/4000rpm
FRONTE SS360 最高速度125km/h SS1/4mile 19.95sec 36ps/7000rpm 3.7kg-m/6500rpm
FRONTE500 最高速度115km/h SS1/4mile 21.9sec 29ps/6000rpm 4.2kg-m/4000rpm
FRONTE500のエンジンは360と同じく空冷2サイクル3気筒3キャブレター。
52mmから、なんと60mmへとボアアップし、475ccの排気量となっています。
シリンダーはスチール製なのでしょう。圧縮比は標準(360)の6.8から5.6へ落ちています。
水冷LC10Wエンジンと同じ4.2kg-mのトルクをより低回転で発生しています。