「セーラ、早く拭き掃除を終わらせて、食堂へパンを持っていきなさい。」
台所で 一番年上のモーリーが言いました。
「はい。」セーラは台所の仕事にもだんだん馴れてきました。
それに、仲良しのベッキーも一緒なのでツラクは ありません。
●おうちの方へ●
セーラは、ロンドンの寄宿学校で勉強しています。やさしくて美しいセーラは、
学校中の人気者でした。ところが、インドにいるお父さんが、事業で失敗し
急病でなくなったので、セーラは無一文になってしまいました。
そうだったのか、モーリーは姉さん女房だったのか。