5-days原田の天本です。
昨年に引き続き3分野のPISA2022の結果概要(日本)を紹介しましょう。
〇3分野とは、「数学的リテラシー」、「読解力」、「科学的リテラシー」
〇「リテラシー」とは、もともと「読み書きの能力」を意味する言葉ですが、現在の使われ方としては「ある分野に関する知識や能力を活用する力」を指すことがほとんどです。 ビジネスの場では「情報を適切に理解、解釈して活用すること」というニュアンスで使われることが大半となっています。
◆数学的リテラシーの定義
数学的に推論し、現実世界の様々な文脈の中で問題を解決するために数学を定式化し、活用し、解釈する個人の能力のことである。それは、事象を記述、説明、予測するために数学的な概念、手順、事実、ツールを使うことを含む。
◆読解力の定義
自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発展させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと。
<測定する能力>「①情報を探し出す」「②理解する」「③評価し、熟考する」
◆科学的リテラシーの定義
思慮深い市民として、科学的な考えを持ち、科学に関連する諸問題に関与する能力。
<測定する能力>
「①現象を科学的に説明する」
「②科学的探究を評価して計画する」
「③データと証拠を科学的に解釈する」
〇3分野の国際比較
・全参加国・地域(81か国・地域)における比較
順位 数学的 平均得点 読解力 平均得点 化学的 平均得点
1 シンガポール 575 シンガポール 543 シンガポール 561
2 マカオ 552 アイルランド 516 日本 547
3 台湾 547 日本 516 マカオ 543
4 香港 540 韓国 515 台湾 537
5 日本 536 台湾 505 韓国 528
6 韓国 527 エストニア 511 エストニア 526
7 エストニア 510 マカオ 510 香港 520
8 スイス 508 カナダ 507 カナダ 515
9 カナダ 497 アメリカ 504 フィンランド 511
10 オランダ 493 ニュージーランド 501 オーストラリア 507
〇また学力調査とともに幾つかの数学的リテラシーに関する調査結果がある。
①「数学の授業の規律ある雰囲気」指標はOECD加盟国中第1位であり、日本の数学の授業は規律ある雰囲気の中で行われている。
※OECDとは、Organisation for Economic Co-operation and Development の略称。1948年4月、欧州16か国でOEEC(欧州経済協力機構)が発足しました。これがOECDの前身にあたります。その後、欧州経済の復興に伴い1961年9月、OEEC加盟国に米国及びカナダが加わり新たにOECD(経済協力開発機構)が発足しました。我が国は1964年にOECD加盟国となりました。
②「数学の授業における教師の支援」指標はOECD加盟国中第8位であり、日本の生徒は数学の授業において教師のサポートを受けていると感じている。
③日本の生徒は、OECD平均に比べて、実生活における課題を、数学を使って解決する自信が低い。また、数学を実生活における事象と関連付けて学んだ経験が少ない。
④日本の数学の授業では、数学的思考力の育成のため、日常生活とからめた指導を行っている傾向がOECD平均に比べて低い。
この結果は皆さんが日頃感じているように、日本の教育は点数を取ることが上手であるが、そのリテラシーを日常の実生活で利用・活用できないという実態を鋭く指摘しています。また1つの見方として生徒・家庭は数学教育に点数を求めているとも言えます。
※次回は、各リテラシーについて紹介します。
5-Days1月のキャンペーンをご紹介させていただきます
【各教室30名限定!5-Daysはいつでも無料体験後、毎日コース最大20コマ無料キャンペーン】
※マンツーマンは最大8コマ
https://5-days.jp/campaign/
※入塾時お申し込みで3ヶ月以上の継続お申し込み家庭に限らせていただきます
”2024年2024年3月20日(水)までの期間(以前にお問合せいただいた方もOK)なら、各教室30名限定で、
3回までの無料体験を可能とします。
そして、無料体験受講後、この期間のご入塾で、短期でも長期でも入塾金5,500円(小学生)11,000円(中学生・高校生)も無料となります。
また、期間中の無料体験後、簡単なアンケートにお答えいただいた方全員に500円分のAmazonギフト券を進呈します。
(ご兄弟姉妹に関しても同様です)
フリーコール0120-935-472
この機会にぜひ、5-Daysの指導を体験ください。