つづきです
「…どうした?」
二本目のワインボトルが空になった頃
さっきまで 楽しそうにはしゃいでいたカズが、キユッと口を噤んでいた。
見れば、少し涙目のようだ。
もしかして…
「気分悪いのか?吐く?」
さっと手を差し出すと、彼はふるふると首を振った。
細い髪がはらりと落ちて
前髪が、彼の飴色の瞳を隠している。
カズと一緒だったことが嬉しくて
浮かれて…飲ませすぎたかもしれない。
「俺のベッド使って良いから。少し横になれよ」
細い身体を軽々と抱き上げると、ベッドの上にそっと下ろした。
「………カズ…?」
ベッドに横たわるカズを見て
俺は…思わず息を呑んだ。
彼の穿いているパンツの前が、大きく膨らんでいたからだ。
「ごめん、オレが調子にのって…サプリメント飲んじゃったから…
あの、あれは効くみたいよ?」
そう言いながら、恥ずかしそうに顔を背けたカズが可愛くて、愛おしくて…
「それ、苦しいだろ?」
と…
そっと、彼のベルトを外した。
一瞬、驚いたようにビクッと身体を強張らせたが
カズは静かに身を委ねてきた。
「自分で…できる?」と聞くと
カズは、ふるふると首を振る。
「手伝ってもいい?」
「……ん…」
本当なら、こんなのいけないんだとわかってる。
酔っている相手に…なんて。
でも、パンパンに張り詰めているソコは
あまりにも苦しそうで
楽にしてあげたい、解放してあげたい
そう思ったのも、事実だった。
スルリとパンツをずらすと、固く…大きく育ったものが顔を出した。
俺はそれを握ると、上下に扱き始めた。
声を我慢しているのか
小さな息が漏れ出ている。
耳元に唇を寄せ「我慢しなくていいよ?」と囁くと、堰を切ったようように甘い声が部屋に響いた。
「んんっ//// ハァ…あっ、そこ…」
「ここ?」
「うん、いいっ!」
先端をトントンと叩くと、じわりと漏れ出した体液で濡れ始めていた。
その滑りを使い、撫でるように刺激する。
同時に握っていた手のスピードを速めると、やがて…ビクビクと震えながら蜜を吐き出した。
ティッシュで拭っていると
抱きつくようにして押し倒された。
「ね、潤くんも苦しそう…」
「え?あ、これは」
…見れば、自分のモノもパンパンに膨れ上がり、パンツや下着を押し上げていた。
そりゃあそうだ。
頭の中で何度も想像しては、汚していた本人が、目の前で喘いでいたのだから。
それも…想像以上の色香を放ちながら。
カズは、器用に俺の下着を脱がせると
ゆっくりと…そこに顔を近づけた。
つづく
miu