つづきです

BLですので、ご注意ください…












「相葉ちゃん大丈夫か?」


「ぜーんぜん、大丈夫れす!」



駅でリーダーと別れ、ふらつく足で電車に乗った。

あーあ。こんな…悪酔いしたの久しぶり。

さっさと帰って寝よう。


はぁ…と息を吐き出して

窓の外を流れていく景色を眺めていた。


…そういえば。


昼間、スマホの電源を切ったままだったことを思い出し、ポケットから取り出してみる。

よく考えてみれば、ニノから連絡がないのなら、オレが連絡すれば良いじゃん。

スマホの電源を入れると…



「あ」



ニノから、メッセージが届いていた。慌てて画面を開く。



"話したいことががあるの"



その言葉に…

頭の中が、真っ白になった。



……話ってなんだよ。

ねぇ、オレたち付き合ってるんだよね?!

そんな…昔好きだった男が出てきたくらいで、簡単に終わるワケ?!


殴られたように、ガンガンと頭が痛んだ。



電車を降りると、雨が降っていたけれど…

オレは濡れるのも構わずに歩き出した。







マンションに着くと、真っ直ぐにニノの部屋に向かい、ドアを叩く。


ドンドン!ドン…


ねぇ、オレに話があるんでしょ?

開けてよ。



「ニノ〜」



廊下に響く声でニノを呼ぶと、少ししてドアが開いた。



「まぁくん、うわ…濡れてるじゃない」



入って、と腕を引かれ

部屋の中に上がり込んだ。


タオルを取りに行こうとするニノを引き倒し、上に乗る。

ポタリ…と ニノの頬に水滴が落ちた。



「ねぇ…話ってなんだよ」


「まぁくん酔ってるでしょ?

その話はまた後でにしよ。ほら、拭かなきゃ。また風邪引いちゃう」


「…ニノ、しよ」



強引に唇を塞ぎ、着ていたシャツをたくし上げる。着古した部屋着は布が薄くなっていたのか…ビリっと裂けた音がした。

顔を出した、小さな胸の飾りに 夢中になってしゃぶりつくと、ニノの躰がぴくんと跳ねた。



「まぁくん、どうしたの?ねぇ!」



小さな 乳 首 を 舌 で転がし、吸 い上げる。次第にそれは果実のように赤く熟れ始めた。






つづく





miu