つづきです。


BL含みますので、苦手な方はお戻りください。















深くない…触れるだけのキスに

ニノは嬉しそうに笑った。



「これが、キス?」


「うん」


「…恋人にしてくれる。の?」


「あぁ」



ゆっくりと開かれたニノの瞳には、おれが写っていた。



「嬉しい。でも…オレの願い事ばっかり叶ってる。ご主人さまは、叶えて欲しい願い事はないの?」


「う…ん」



あまり物欲はない。

とりあえず仕事をして、飯が食えてる現状に不満はなかった。それに…


三つの願い事を叶え終わったら…ニノは、消えちゃうんだろ?

それは、嫌だ。だったら。



「おれは人間だけどさ?

お前専用の魔法使いになら、なれるかなって」


「ご主人さま…」


「次は、何して欲しい?」


「……もう一回、キスして」



誘うように薄く開かれた唇に

さっきよりも、深く口付ける。


差し込んだ 舌 は 絡 まり合い、互いの 咥 内 を 荒らしていた。混ざり合う 唾 液 が溢れて…



「ご主人さま…奥が熱くなってきちゃった」


「?今はお湯入ってないぞ」


「お湯が入ってなくても、熱くなるの」


「それって…」


「/// 恋人同士なら良いんだよね?」



するりとおれの腕から抜け出すと、着ていた服 を 脱 ぎ捨てた。

眩しいくらい…白くてキレイな肌だ。


ニノはおれのジャージの中に手を突っ込むと、膨 らみ始めていたソレを取り出す。

そして、何の躊躇もなく…口へと 含 んだ。



「ちょ、ニノ!?」



不完全だったものは、直ぐにニノの小さな口いっぱいに育つ。

頭を前後に振り、窄めた 唇 と シタ とで 舐 め上げられると、おれはあっという間に達してしまった。


…が、硬度はまだ失っていない。


それに気づいたニノが、ふふっと嬉しそうに笑う。


唇の端から垂れている 精 液 を 指で掬い、自分の後ろに塗り付けると、ゆっくりと 腰 を 落とした。



「う…ん、ぁ…」


「…中、熱い、な」


「…ご主人さまのも熱いよ。火傷しそう」


「熱湯でも火傷しないのに?」


「うん。すごく…熱い」



おれの 上 に 跨 り、自由に 揺 れ ていたニノの動きを止め、下から 突 き 上げた。

大きく数回打ち付けると、ニノの躰が震える。

上半身を起こし、胸 の 粒 に甘く… 歯を立てると、蜜 を 撒き散らしながらニノの躰が崩れ落ちた。



でも、悪い…


もう少し。



体 勢 を 入れ替え、ニノの 躰を 組 み 敷く。

収縮し、締 め 付けている熱い 粘 膜を 穿 つと…


せり上がる、馴染みのある感覚に

奥から引き抜こうと、腰 を引いた。



「抜かないで。このまま…」


「え」



絡 められた 白い 脚が、出ていくのを阻む。

そしておれは…

ニノの中で、再び達した。






しばらくの間 抱き合っていたおれたち。


やがて…ニノがゆっくりと躰を起こすと

「喉渇いたよね」と、照れ臭そうに笑うから


おれも「ああ。お茶飲みたいな」と…笑った。



少しして

テーブルに置かれたお茶は


これまでに飲んだことのない、最高の味がした。



「うわ、すげー美味いよ」


「ふふ♪今回は、特別だからね」


「特別?」



…あれ?

なんだろう、嫌な予感。

背筋がざわざわする。



「だって、ご主人さまのエッセンス入りだからね♡」



!!? …まさか



「…ニノ、お前…

お茶淹れる前に、急須洗ったよな?」


「? ううん」



ってことは、おれの…

ニノの中に出したアレがそのまま?!



「やっぱり、ニノとはシない!!」


「え…そんなぁ!ご主人さま、何で?!」




湯呑みを握った手に視線を落とし…

おれは深くため息をついた。





一旦、おわり♪






*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



別に後書き載せるほどじゃないので、ここで。笑


このふたりは、書いていて楽しいので

多分…不定期に出てくるような気がします( ・∇・)


末長く可愛がってもらえると嬉しい♡



それでは(*´︶`*)ノ




miu