末ズが全編限定なので…
不定期連載となりますが、少しずつ始めますね♪
One Step の続編です(.゚ー゚)(*‘◇‘)
では♪
バタバタと乗り込んだエレベーター
乱れた呼吸を整えながら、オレたちは…少し距離を置いて立っていた。
あの噂を気にして、迷惑をかけたくないと下を向いたにのは、駅からずっと無言で。
オレも困らせたくなかったから…
結果、にのに合わせて言葉を飲み込んだ。
総務課は 一階下。オレを残して、にのが先にエレベーターを降りる。
閉まる扉の隙間…
一瞬、ふたりの視線が絡まった。
にのの手が 遠慮がちにバイバイと揺れる。
オレだけに見えるように、小さく。
………わ、わ、可愛い♡
どうしよう、にのが可愛い過ぎる。
にやけた顔を隠せずに自分の席に座ったオレを、松潤が覗き込んだ。
「相葉さん遅かったじゃん」
「あ、松潤、昨日はありがとう!」
「何なに?ニヤついて。
もしかして…にのと上手くいった?」
「うん」
松潤には、これからも協力してもらいたいと思っている。味方は必要だ。
オレは包み隠さず、全部を話した。
「それでね?にのの噂のことなんだけど…」
「…チッ。今更そんなこと言ってる奴がいるのか。本当、クソだな」
松潤も、過去の噂が再び囁かれていたことを知らなかったらしい。小さく舌打ちをすると、苦虫を噛み潰したように顔をしかめた。
「それでね、お願いがあるんだ」
昼飯、一緒に食ってくれない?というオレからの提案に、松潤は目を丸くした。
「良いけど…
俺、間違いなく邪魔だよね?」
「っていうかさ、あんな噂がある中で、オレとにのが二人でいると…また、面白がって騒ぎ立てるヤツが出てくるかもしれないじゃん。本当かもしれないって詮索したりさ。
三人ならさ、また違うと思うんだよね」
「……うん、それは…そうかも」
「オレは隠さなくても…って思うけど、やっぱりにのが嫌な思いするのは避けたい。
だけどさ、昼休みの短い時間でも一緒にいたい!だってオレたちラブラブなんだもん♡」
なんだ、惚気かよ と目を細めると
何かを思いついたように、松潤はスマホに指を滑らせ始めた。
つづく
miu
