既に月イチ連載と化してしるような…
まだ続いてました( ・∇・)
あんまり久々なんで、リンク貼っとこう笑
↓↓↓
はぁ…はぁっ
荒い呼吸に、上下する薄い胸。
『…かず? イったのか?』
「ぁ…っ、うん」
もう少し甘い余韻に浸りたいところだったが、この場合 始末するのは自分だ。慌ててティッシュを引き抜くと、腹の上のモノを拭った。
シーツにも所々小さな滲みが出来ている。
それを拭き取りながら…
急に現実に引き戻されてしまい、自分の稚拙な行為が なんだか恥ずかしくなった。
「あの…智さん、ごめんね?」
『何だよ急に』
「だって オレ、盛りのついたネコみたい」
『んふふ…可愛い鳴き声が聴けて、おれは嬉しいけど?』
「////// 鳴き声って」
こうやって智さんが甘やかしてくれるから…
オレは、どんどんワガママになる。
好きなの。
欲しいの。
ずっと…あなたを感じていたいの。
それを言葉にするのが照れ臭くて…
オレは「ニャー」と
ひと鳴きした。
翌朝、目が覚めて下に降りると
兄さんは朝からオムライスを頬張っていた。
足音に気付いた兄さんが顔を上げる。
「かず、おはよう」
「おはよう、兄さん。二日酔いじゃなさそうだね。笑」
「ははっ!大丈夫。タオルケットかけてくれたのかずだろ?ありがとうな」
「あのさ…」
一呼吸置いて、言葉を続けた。
「店…行ったんだってね」
「うん…」
兄さんは、カチャン と皿の上にスプーンを置いた。
「やっぱりさ…かずは可愛い弟なんだよ。
お前が傷付いたり泣かされるのは嫌だったから…
探るような事して、ごめん」
オレはううん、と首を振った。
「オレね?相葉さんと会って…安心したんだ、すごく。兄さんの隣に居るのがこの人で良かったって心から思った。だから…
だから、智さんの事もね?
オレの隣に居るのがこの人なら大丈夫だって…絶対そう思って貰える自信があったから。
まあ…まさかこんなに早いとは思って無かったけど。笑」
それだけ かずのことが大切なんだよ//// と…
兄さんはケチャップの付いた口で
照れ臭そうに…そう、呟いていた。
つづく
miu