つづきです( ・∇・)










んっ、ぁ…ん

『かず?お前、何して…』
「ね。今どんな格好してると思う?」
『は?どんなって…そんなの分かんねぇよ』


ふふ。だよね。

智さんにはビデオ通話という概念がない。
オレとの通話はいつも音声のみだった。興味がないことにはとことん疎い人だから、もしかしたらそういう事が出来ることすら知らないのかもしれない。

見えないなら…
そう思うと、どこまでも大胆になれる。

膝で絡まっていた下着を脚から抜き、大きく広げる。既に膨らんでいる自分のモノの先端に指を這わせ撫でると、直接的な刺激に腰の奥がずくんと疼いて…
もっと気持ち良くなりたくて、左手で根元を握った。


「…パンツ脱いじゃった」
『へ?お前、まさか』
「うん。シてる、の」


一瞬の沈黙。
息を飲む音がスマホの向こうで聞こえた。
この状況を理解したのだろう。智さんは、愉しそうに言葉を続けた。


『シてるじゃ分かんねぇ。どこ触ってるのか言えよ』
「えっと…おちんちん触ってる…」
『よく聞こえねぇな 笑。…勃ってる?』
「ぅん…おっきくなってるよ//////」
『我慢できないなんて。いやらしいな』
「だって、オレをこんな…エッチにしたの、智さんじゃない」


握った手を上下に動かす。ゆっくり。 
智さんが教えてくれた、焦らすような緩い愛撫。それを真似るように、時間をかけ自分を昂らせた。


「ぁん、はぁ…」
『かず…乳.首 はどうなってる?』
「ん…////」


スピーカーに切り替えると、通話音量を下げた。
両手を使えるようにして枕の上へと置き、右手をTシャツの中に忍ばせる。


「あ…フフッ」
『かず、どうした?』


タオルケットの中、下 半身 は剥き出しなのに上半身はしっかりとシャツを着たままの自分の姿があまりにマヌケで…
なんだか笑ってしまった。


「なんでもない。ぁ…」

乳 首 をきゅっとつまむと、痺れるような感覚が広がった。


「乳 首 …キュッて、固くなってる…」
『舐めて良い?』


スマホからは、ピチャ と 舐る水音が響き始めた。
…あぁ、もうズルい。
その音だけで、智さんの熱が全身に落ちる…

優しいのに意地悪で
激しいのに…柔らかな、その行為を。

躰を焦がす熱に、もう我慢できなくて…

握っていた左手に力が入る。
先端から滲み出した体液を親指で撫でつけながら、慣れた快感に身を任せた。


「あ、あ! …もう…」
『イきそうなのか?』
「ん、ぅん…智さん、イって良い?」
『…良いよ』

──────あ。


生温かい愛欲が、手のひらからポタポタとこぼれ落ち、腹を濡らした。




つづく



miu