末ズのお話です。
BLですので、苦手なかたはご遠慮下さい。
テレライから…
今回、潤くん受けです!
コンッ
カツッ…
…くそ、結構むずいな。
ぶらぶらとぶら下がった玉が 定まらず、左右に揺れていた。
「あれ、なんか…ムキになってます?」
「は?!ちげーし!」
「へぇ、そうですか?」
ニヤニヤして覗き込む カズの顔。
俺の考えてることなんてお見通しだろうな と、握っていた けん玉をテーブルの上に置いた。
昔からカズは上手かった。手品にしてもそうだが、手先の器用さは敵わない。
俺も小学生の頃流行ったような気もするが、これまで、けん玉の達人の役をもらうことも無かったから…
当然、下手くそなままだった。
ってか、俺は世間一般的なレベルなんだよ。別に悔しくなんかない。
(ほんと…お前、タマの扱い上手いよな)
ボソッと呟いたこの言葉だって、そう。
別段、他意はない。
素直に褒めただけ。
そのつもりだったのに…
…俺は、今 ベッドの上でカズに組み敷かれていた。
「せっかくお褒めいただいたので….」
シャツを引き出し、片手でジッパーを下げる。
その隙間から差し入れた手は…
濃い体毛で覆われた、まだ柔らかなモノを掠め、その奥に届いた。
「お…ゎ、くすぐったい!」
まだ油断していた その場所。
当然タマも…緊張感なく、だらりとしている。
少し体温の低い指先に引っ張られると、きゅうっと反応し、縮んだ。
「ワタシのタマ捌きを披露しますよ」
そう言うと、剥ぎ取った俺の服をベッドの下に落とした。
…なるほど。
今のこの状況は、あの撮影の時から始まっていたということか。
自分の不用意な一言に、ため息をついた。
背中に枕を入れ、凭れ掛かかり、剥き出しの下半身をカズに向ける。シャツは着たままという、何ともシュールな姿だ。
広げた両足を、自分で持っているようにと命じられ…渋々ではあるが、従った。
睾丸を小さな手のひらで包み、押し上げる。
やわやわと揉みしだくと、中の感触を確かめながら、指の腹を滑らせた。
顔が近い…
熱い息が かすめる。
ついさっきまでフニャフニャだったものが、瞬く間に勃ち上がり、脚の間で揺れている。
自身を包み込む、ねっとりとした舌の感覚を期待したが、含んだ先は違う場所だった。
タマを咥えたカズは、器用に口の中で転がし…楽しそうに弄んだ。
「ククッ、元気よね」
「う…/////」
まだ 敏感なトコロには触れてないのに…
半勃ちだったそれは完全な姿になり、蜜を滲ませていた。
指で 舌で睾丸を愛撫されるのは、思いのほか気持ちいい。ゾワゾワとした快感が緩やかに全身に広がっていく。
でも、これじゃあ…イケない。
生殺しだ。
「カズ…」
ヒクつく熱棒の向こう側で、カズの瞳が 光った。
つづく
miu