翔潤のお話です。
軽くBL含みますので、ご注意下さい。


流れとしては
105話のしょおくん目線に続きます。









時計は7時。

店長に電話をかけると、眠そうな声が耳元に響いた。


『ほぇ…翔ちゃん、風邪?熱?
店は大丈夫だから、2〜3日ゆっくり休んでよ』

「…すいません」

『無理しないようにね』


一旦、通話を切る。
このまま 眠ってしまいたかったが、俺にはやることがある。
重い身体を起こし、リビングへと向かった。

…既に 家族は誰もいない。
忙しく飛び回る人たちだから、もう仕事に出かけたのだろう。

薬箱から解熱鎮痛剤を取り出し、口に放り込む。キッチンに置かれた朝食の皿を横目に、水で流し込むと、フラつく足で部屋に戻った。


クン…

汗臭さが 若干気になったが、さすがにシャワーを浴びるのは諦めた。
着ていた服を脱ぎ、新しい服に袖を通す。

深く息を吐いて…ガレージへと向かった。


チッ…
 
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見れば、車が無い。
どうやら母親が乗って行ってしまったようだ。


「参ったな」


…どうしたら…

その時、あの二人の顔が 頭を過った。


迷惑をかけたく無いと思う一方で
胸の奥で、赤いシグナルが点滅している。

一瞬 躊躇ったが

スマホを取り出し、その名前に 触れた。








ピンポーン

チャイムが鳴る。
ドアを開けると、よく見知った顔が並んでいた。



「先輩、久しぶり!」

「…どうした?
櫻井が頼み事なんて、珍しいな。

って、お前…具合悪そうじゃない!」


相葉くんを押しのけ、二宮センセイが前に出る。

眉をひそめ…
俺の首すじに手を伸ばした。


「……凄い熱…雅紀、病院!」
「分かった」
「待って、違うんだ!!」

二人の会話を遮り、続けた。


「どうしても…やらなきゃいけないことがあるんだ。悪いけど、協力してもらえないかな?
この通り…身体が言うことを聞かなくて…」


深々と頭を下げる。


「無理だって…まずは病院よ」

「だったら…ごめん、帰って」


呼び出しておいて、失礼だと分かってる。

でも 譲れない想いが
この…手の中にあった。

オロオロと俺たちを交互に見る相葉くんと
養護教諭の顔をしたセンセイ。

俺は、真っ直ぐに二人を見つめた。



はぁー…

深い ため息の後
センセイは言葉を続けた。


「ワタシたちが帰ったら、どうせ一人で動こうとするんでしょ?
だったら、雅紀…櫻井に付いててやって。
何かあったら、すぐに ワタシに連絡すること」

「…うん、任せて!」


センセイは、心配そうに瞳を潤ませ
仕事へと向かって行った。



つづく



*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


こんばんは。

3日前から目がかゆいけど、意地でも花粉症とは認めません。
(無駄な足掻き)

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この二人は大丈夫かなぁ?




昨日みた、夢の話。


家族揃って、温泉へ。

絢爛豪華な旅館に着き
そこで流れてきた音楽は…



てれてってー
てれてーれてて

てれてれてーてて てーてーてて









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そう!
名探偵コナンのオープニングテーマ!!

(分からんわ。笑)




(;・∀・)「ヤバい!コレは…確実に家族の誰かが 殺られるパターン!!」



…と思ったところで目が覚めました。爆



って、それだけ。

じゃね。



miu