にのあいのBL妄想小説です。

…色々な感情をお持ちの方がいらっしゃると思います。今は、こんなモノ読みたくないお友達もいるよね?

本当に、無理して読まなくて良いですから。
読みたい方だけ…













顔から胸へ

ドロリ、と伝い落ちる 熱 い 雫 と
雅紀の匂い…


「あれ?カズ兄 大丈夫?
…電気つけるよ?」

「や、ちょっと…待って」


照明の場所を知らせる 小さな光に
雅紀の手が伸びた。


パチッ 

小さな音とともに  明かりが灯る。


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…玄関ホールで  
靴も脱がずに 座り込むオレ。


濁  に まみれ…

穿 い ていた パ  ンツ と 下 着 とが  足首に 絡みつき、その脇では 落とされた ネクタイが  まるで蛇のように畝っていた。


「あ…うわっ! 
オレ、口の中に 出 し ちゃダメだと思って…」


慌てて 着ていたシャツの裾を引っ張り
オレの顔を拭う。


「…本当、ゴメンね…」

「…良いんだよ。
オレが したくてしたんだから」


雅紀の顔が近づき、ペロッと 鼻先を 舐 め
額を コツン、と 合わせた。


「カズ、大好き…」

「うん…
でも  コレ、何とかしないとな」


幸いにも、飛 び 散ったモノは
体や 服に堰き止められ…

床は ほとんど汚れていなかった。


足元で 絡まっていた パン ツ から 
足を引き抜き

その 抜け殻を残したまま

雅紀と二人 抱き合って
ヨロヨロと 風呂場へ移動する。


髪に  雅紀の息が かかり
くすぐったくて…身を 捩 る のに

背中に回された  雅紀の力強い腕は
1ミリも 離れることを 許さない。

濁 が 溢れた  胸 元 では、その 粘 り が 淫  らな  音 を奏でていて

恥ずかしくて…顔が上げられなかった。



肘で  洗面所のドアを押し開け

着ていた服を 剥 ぎ 取るようにして 
洗濯機に放り込んだ。


何も…纏っていない  雅紀。

細いのに、程よく筋肉のついた
その綺麗な躰に 見惚れてしまう。

腹筋を指でなぞり

肩の…
小さな頃からある雅紀の印に
口付けた。


吸 い 付き

それよりも…少し濃い色をのせる。


「…カズ兄ってば…まだ足りない?」


目を細めて
ちょっとだけ  意地悪な顔をする。


二人でいる この時間は 
蜂蜜よりも甘く 蕩けていて…
とても心地良い。

それなのに、目の前の 大人びた表情は
オレの中を 掻き乱す。


…ドキドキに 溺れそう…



「…洗ってあげる」


浴室に入る前から 
半ば 逆上せているオレの手を取り…

中へと誘った。




つづく


miu