にのあい(ニノちゃん右)の お話です。
BL含みますので、苦手な方はご遠慮下さい。







「ねー!カズ兄、口切っちゃったあ…」

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いつものように飛び込んできたのは

この保健室の常連で
従兄弟でもある…相葉雅紀。


ワタシは 男子校で 養護教諭をしている。
…いわゆる、保健室の先生ね。


昔から近所に住んでいて、お互いの家に出入りしているのは勿論、今でも 家庭教師代わりに 勉強を見てやったりしている。

ワタシにとっては 弟のような存在。



本来は生徒と近しい関係というのは 
好ましくないんでしょうけど

ワタシの場合  養護教諭って事で
学校側も 黙認の状態だった。



「…またか?  
どうしたら  こんなにケガばっかすんだよ…」


見ると、唇に血が滲んでいる。


「しょうがないじゃん!顔面でボール受けちゃったんだから…」

「ハイハイ。   …チョット 痛いかもよ?」


ワタシは 消毒液を、手に取った。


「…ね、それじゃなくて…
昔 してくれたみたいに、唾つけてくれれば治るから…」


ワタシの口元に 顔を近づける。


「いつの話だよ!!
そんなの…お前が幼稚園の頃だろ?
唾なんか 雑菌だらけなんだから」

「カズ兄の 雑菌なら、オレにとっては…薬だよ?   ね、ココ 舐めて…」

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机上に押し倒され、雅紀が 覆いかぶさる。


「カズ兄が、舐めてくれないなら、オレが舐めちゃうけど?」


子供のくせに…

挑むような 

そんな  表情に
思わず ドキッとした。



…そう。

雅紀は何故かワタシに好意を…


その、兄弟とか  家族的なソレとは違い、恋愛対象として 抱いているようで。

…こうして 迫られる羽目になっていた。


それに 気付いてからは、家に行っても 雅紀とは 二人きりにならないように気を付けていたんだけど…。


雅紀の方もそんなワタシの行動に気付き

家がダメなら 保健室で、と…

何かと理由をつけ、ここへやって来ては
ワタシに手を出そうとする。


「お前、止めろやっ!! 
そんな元気なら 消毒も必要ないし。
授業 始まるぞ? もう…教室  帰れ!!」


♪~♪~♪~


ナイスタイミングで 
チャイムが鳴り響く。


「….…チェッ。
あ!  今日、カズ兄のとこ泊まるからね?
父さんも 母さんも…旅行に行ってて留守なんだ。
明日の朝、起きられなくて遅刻したら大変だから…カズ兄の所に泊まれって♡ 」


ワタシの上から 身体を退かし

ニッコリと 
天使のような笑顔を向けて


「……ヨロシクね?  センセイ♡」


と  言って…ドアから出て行った。


ワタシの身体は、机から  ズルズルと滑り落ち

ぺたん、と  床に座り込む。


「マジか?叔母さん…聞いてないんですけど…」



ドキドキと 煩い心臓を抑え

ワタシは…
貞操の危機を感じていた。



つづく?


*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

こんにちは(・∀・)

高校の説明会に行ってきたの。
…そうしたらね? 
学園モノ書きたくなっちゃった♡(←こういう事だけは仕事が早い!爆)

コレ、覚えてる人いるかな?

年下攻め…( ̄▽ ̄)  萌えるわ~♪

短編の予定ですが、この二人が どこまでいくかは…未定?!

ありがちな設定だから…
似た話があったらスイマセン!!


では~(・∀・)


miu