つづきです。
いつもの40000文字エラーなの。 
こんなに短いのに…m(_ _)m






差し込んだ 舌で 口内を荒らすと

ウットリと恍惚に浸る 表情と
時折…走る痛みに 耐える表情。



どちらも 



イヤらしくて。

美しい。



「…痛い?
痛みよりも……もっと 強い刺激をあげようか?」


太腿に 置いた左手には
硬くなった…モノが当っていて

そこを撫で上げると

ハッと、我に帰ったらしく
顔を背けた。

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「おれで…遊んでんの?」

消えそうな声で呟いた
大野さんの表情は

最初に出逢った時と 同じだった。


…真意を探る。


クリニックで見た
怯えたように見えた表情は

歯医者に対しての 緊張ではなくて


抗えない 
大きな波に 溺れそうになる

そんな…予感への  畏怖?




…なら、結論は  出た。


「…あのさ、患者に手を出すって…あり得ないのよ。
積み上げてきたモノ、全て無くすかもしれないんだし?

でも
大野さんだから。

オレの全部を賭けてでも、アナタの全部が欲しい。
…そんな理由じゃ、ダメ?」

「な…んで、おれ?」

「そんなの…知らないよ。
そう 思っちゃったんだから」


瞳は揺れたままで…

それでも 

オレの言葉の意味を
捉えようと 必死だった。




つづく