翔さんと ニノ (やまたろ  磁石?) のお話です。
軽く BL含んでますので、苦手な方はご遠慮下さいませ。





「…ん…?」

「お目覚めですか? お姫様 ♡」

「……もうダメ…」


あれ?寝ぼけてる?
クスッ♡


「こんな所で寝て…風邪引いたらどうするんだよ。もう少し、ベッドで休もう?」

{160D30E1-7192-4A4D-AFF9-C8C98A0CF290:01}

ニノをベッドまで連れて行くべく…
伸ばしたその手を  ”ペシっ” と 払われた。


「……………。

……ワタシが 何で ココで寝てたか、分かります?  え、分からない?
なら、教えてあげましょうか?
あのまま ベッドにいたら、間違いなく  もう1回始まってたよね。
あのね、いくら何でも ムリよ。
トイレに行くフリして ココに避難しなかったら…ヤリ殺されるわっ!
…翔ちゃんさ、今日のワタシのスケジュール  把握してるよね?
だったら…仕事に差し支えるまで スルの ダメだよね!禁止!!」



はい。

ワタクシ 確かに、ヤリ過ぎました。

…反省しております。


「…腰、どう?キツイ?
ゴメン…これからは気をつけるよ」



「………休み…」


ソファで  気怠そうに半身を起こしたニノが…斜め下から 俺を見上げ

昨日、ベットの上で
俺の モ ノ を 咥 えて いた…

その 形の良い 唇を 開いた。

{EB60013A-832F-4325-9C37-412CCF9EFCC8:01}

「まぁ、次の日が…休みの時は、良いけど…… 」


昨日の行為の 後だから
当然、身体を覆っている布地は
極めて少ない。

前の  はだけた  白シャツの下には
ヨレたパンツ 一枚のみ。

そんな格好で、そんな 煽るような…
コレは誘ってる?  ワザとか?
ダメだ…可愛い過ぎる。


ガバッ!!


「あぁっ!チョット…翔ちゃん!?」

「ニノが  可愛い過ぎるのが 悪い!」

「そんな 理屈が あります?
…仕事が…もう  ダメだって…!」

「大丈夫! 迎えの時間は 把握してるから。  まだ…余裕っ(でもないけど)!!」


結局…もう一回戦 追加した。笑


他の事では
スケジュールガッチガチに決め…

その通りに進まないと 
気持ち悪いんだけど。


ニノ に関してだけは … 


想定外の事が 起こる度
嬉しくて仕方がない。


俺への 反応

漏れる 嬌声

昂ぶり、弾ける …その刹那

果てた後の  
混沌とした 虚ろな 瞳



何度 求めても 
毎回違う 愛しい恋人。


思った通りになんか…全然 ならなくて。

だけど 全てが 愛おしい。


今もまた、目の前で 
ぷーっと 頬を膨らませ

長いセリフを  カミもせず
俺に 説教をする 姿さえ…

抱きしめたくなるのは  なぜだろう。


「チョット翔ちゃん…聞いてます?」

「…はーい。 聞いてまーす」


俺はというと。

最愛の 可愛い恋人に  
説教をされている 最中にも


迎えが来る  あと30分の間に
なんとか もう一回 ヤる時間を
捻出できないものかと…

必死に 脳内コンピューターを 
フル回転させるのだった。



終わり

2015.6.25  miu