ワタシと、このひと



背中合わせで…

ワタシの手には ゲーム
相葉氏は漫画を読んでいる



いつも 通り


いつもの 光景


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それは
ずっと  昔から…
変わることはなくて



今更…ベタベタと し過ぎるのも
何だかしっくり こない し


かと言って 
離れると  寂しくて



この 距離が…ちょうど良い


いて  当たり前

空気…みたいなモノ、ですかね?



それぞれが
自分の思うことを しながら

背中に アナタの 体温を
感じている


たまに  触れてみたり
…すこし  離れてみたり


だけど

体温を感じられる距離にいないと
 

不安で  アナタを 探すんですよ






ふ、と  

”この距離を詰めたら…このひと
どうするんだろう?”



…なんて  思ったら

ガマン出来なくて



「ねぇ…相葉さん?」



アナタが、どっちから振り向くか

振り向いた時の  唇の位置 まで



…知ってますよ?
長い付き合いですからね



振り向いた アナタと







………唇が、触れた




アナタが  真っ赤になって

「ゴメンっ!  当たっちゃった!」

って…謝るから





「この相バカ!
…何やってんのよ?!」

って…結局
いつも通りの 軽口を叩いて



アナタを 知り尽くしてる から

… 冗談に しておいて あげます




でもね?




ワタシは…
声に出さずに つぶやいてみる。

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終わり



2015.2.1   miu