妻momoです。

夫が亡くなってから4ヶ月半、いまだに信じられない気もちと、言いようのない寂しさでいっぱいです。

 

夫の2年半に及ぶ闘病期間のうち、1年半は、順調に過ぎていきました。自分でも「本当に癌患者かなあ」と言うぐらい、食欲もあり、色つやも良く、体力も回復していました。お医者さんの診察でも悪くはなっていませんでした。お医者さんが「これまでの患者さんで経験したことがない」と言うぐらいの体調だったのです。力仕事もスポーツも出来ました。

 

振り返ると、亡くなるちょうど一年前から少しずつ調子の悪いところが出てきたように思います。いろいろ心配事があったり、風邪を引いて寝込んだりしたこともきっかけになったのかもしれません。お腹の調子がすっきりしないことが一番でした。ウルソを止めることで良くなったり、努めて軽い運動をするようにしたりしていましたが、調子の良い日はあっても、気分のすぐれない日が増えてきました。

 

そのころ、夫からアンモニアのようなつんとする匂いがする時期がありました。たしか、発病した頃にもあったような気がします。そして、夫が、「この頃、筋肉が落ちてきている。力が出ない。」と言うようになりました。食べてはいても、徐々に栄養が吸収されない状態になっていたのではないかと思うのです。

 

それでも動けることに感謝して、出来ることをどんどんしていました。畑仕事も、家の諸々の用事も、寺社巡りも温泉旅行も、友人との語らいも。

春ごろからは腹水がたまり始めしんどくなっていきました。「無理しないでね」と言うと、「やりたいから。動かなかったら出来なくなる。」とよく言っていました。今思うと、やり遂げることで自分自身を確かめ、生きる希望を繋いでいたのかなと。一日一日を大切に生きていました。

 

先日から、昨秋夫が植えたいちごが、赤く熟れだしました。「春になっていちごが実ったら、孫が喜んでいちごを摘むだろうなあ。」と言いながら植えたものです。いちごを摘む孫の姿を見ることを楽しみにしていました。でも、今、夫はお空の上にいます。

お空の上から見守って下さいね。もうすぐ孫が来ますからね。

 

闘病中の皆さんの明日が希望の日になりますようにと祈っています。

 

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