杏里さんの『オリビアを聴きながら』は

アン・ルイスさんの『六本木心中』と共に

西田ひかるのオーディション曲だった。

外国曲では受からないだろうという判断で

日本語の発音がいまいちの西田に合っていると。

品よくまったり穏やかなお人柄も大好きだった。

でもお会いしたのは

オリビア・ニュートン・ジョンさんの方が先だった。

確か24時間テレビの一環で

新宿の都庁前広場に特設のステージだったように思う。

数曲ご一緒に歌わせていただいた。

もう一度名古屋の栄の公演に作られた特設ステージで。

ステージの裏はロケバスが何台も控室として並ぶ

大がかりのものだった。

ジョン・デンバーさんと共に出られた。西田が一緒に歌わせていただいた。

大雨でヴァイオリンをはじめオーケストラの方たちが一人また一人と帰られて

オリビアさんとの記念すべき『カントリー・ロード』は歌っていただけなく、

西田とジョンのデュエットをさせて頂くという有り難い展開になった。

ジョン・デンバーさんも優しい方だった。

どの機会でもオリビアさんのスタイリッシュさは驚くほどだった。

もう50歳を過ぎていらしたと思うけど?

取り留めない文章でご縁を貴びしのぶ気持ちを記させていただいた。

きっと美しい天使になられていることでしょう。