役所宏司さんが主役で
山本五十六の戦争の回避を願いながら
軍律に従い
ベストを尽くしても、
部下にも裏切られ
マスコミに煽られ、国民の総意という
正体の分からない力に基づいてと
国家が暴走していく一端を不本意に担ってしまう
人物を存在させていました。
私は戦争に基づいた男の映画と分類された作品を
殆ど見ない人なので、新鮮でした。
現在の閉塞した社会と
正体の分からない政治とマスコミとが作る
国民の総意と重ね合わせると
余りにも気持ちが悪いのですが
まさかこの状態で日本が戦争に向かうとは
誰も想像もしていないでしょう。
そういう意味で何を語りたいか?
分かりませんでしたが
遠くなった戦争を、どんな角度からでも
若者に触れて欲しいとは思いました。
格好いい戦争映画では有りません。
そこが見所でしょう。
主人と次男と私、
夫々が全く異なった感想をもてた事
見てよかったと思います。
このお正月に家族で語り合える映画を見るのも
お勧めできるかも?!