この子の命の火を消さないでください。
みんなの力でなんとしても助けましょう。
これだけ地獄を見てきたんです。
幸せをもらってもいいでしょう。
いいえ、子の子にはしあわせになる権利があります。
助け出しましょう。
殺させてたまるか。
マスター
ガンマンさんから転載です。
歴史的な大震災から 11日を過ぎた
岩手県大船渡市
日も沈みかけ
災害で人の心も沈みがちな そんな頃
大船渡保健所で 一匹のわんこが
おにぎりを 我武者羅に食べている
大災害のあとの 混みあう保健所では
さほど珍しくもない 光景だが
私はこの 光景を想像するだけで
大きな感動で 涙ぐむ・・・
なぜなら このわんこが こうして食すのは
265時間ぶりだからだ・・・
3月11日 数多くの 悲劇を もたらした
東関東大震災
その影で また 数多くの感動も 運んでくれた
そして 3月22日の17時30分
生命の生存は もはや絶望だと誰もが
それを 疑わず この日の救出作業も 打ち切りになる寸前・・
重機の音も なくなり妙な静けさが たちこもったとき
ガレキの山の奥から かすれるような わんこの鳴き声が聞こえた・・
わんこが 生きている! 生命が 生きている!
そして間もなく ガレキの山の奥から 実に265時間ぶりに
一匹のわんこが 救出された
津波で その身をさらわれ
わずかに出来た ガレキの空間の中で
265時間と云う長い長い時間の中で、この子は 何を思い 何を求めたのだろう・・
凍てつく寒さと 空腹の中 わずかに滴り落ちた 雪解け水を
たしなめ その身を震わせながら
この子は 頑張った 死にたくない 生きたいと・・
その純粋な 生への執念が
11日間の 壮絶な恐怖と 気が狂うような孤独と
そして寒さ そして空腹をも 乗り切らしたのだ
あの大津波で 生き延び
倒壊した家屋の下敷きの中で 生き延び
過労死 凍死 餓死の危機からも 生き延びた
この奇跡の わんちゃんが 教えてくれた
『頑張って 死なないことが 生きることだと
辛く 苦しくとも 生き抜くことが 命』 なんだと いうことを・・・
少し 横道にそれるが 年間 3万という自殺者が いる中で
生きるということへの 純粋な願い
死にたくないということへの 強固な想い
これほど素朴で これほど当たり前のことを
この わんちゃんが 身を呈して 知らせてくれたのでは ないだろうか・・
2011 3 24 ガンマン
この 【奇跡のわんちゃん】は 保健所で 命のカウントダウンが始まっています
津波の荒波の次は世間の荒波が・・・
人間なら大きくニュースで取り上げられ
犬なら それどころか 殺処分が待っているのです
この矛盾と 非情に 天を仰ぎます・・・
保護22日午後5時30分ごろ、大船渡市大船渡町】
●大船渡保健所
(所管区域:大船渡市、陸前高田市、住田町 )
〒022-8502 大船渡市猪川町字前田6-1
保健衛生課
TEL 0192-27-9913 (内線246・248)
FAX 0192-27-4197
情報提供
優慶さん