ジュルさんのしっぽさんを転載した、むうむうさんのブログより転載しました。


署名はすべて検討項目に


動物愛護管理法改正に環境省が動き出しました。

去る16日、環境省で中央環境審議会 動物愛護部会が開催され、
平成24年改正の課題が明らかになりました。


わたし達を含め、5つの団体から事前に提出された要望書を踏まえ、
前回とは比較にならない多くの課題が挙げられています。
今回は環境省の姿勢がとても前向きで評価できると思います。

みなさんのご協力のおかげで、わたし達の要望も
ほぼすべて課題に挙げられたことをご報告いたします。
(太字の項目が該当します。ご確認ください)

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動物愛護管理法見直しにおける主要課題(案)

1.「動物取扱業の適正化」
・犬猫幼齢動物の販売日齢(販売日齢制限の具体的数値規制の検討)
・深夜販売(深夜販売禁止等の具体的数値規制の検討)
・販売時間(展示時間や休息時間等の具体的数値規制の検討)
・繁殖制限措置(繁殖年齢や回数の制限等の具体的数値規制の検討)
・飼養施設(犬猫のケージの大きさ等の具体的数値規制の検討)
・登録制の検討(登録制から許可制に強化する必要性の検討)

・移動販売(特定の店舗を持たない販売形態規制の検討)
・インターネット販売(対面販売を行わない販売形態規制の検討)
・業種追加の検討(動物の死体火葬・埋葬業者、両生類・魚類販売業者、実験動物繁殖業者、
老犬ホーム、動物愛護団体等の追加検討)
・業種緩和の検討(動物園・水族館の緩和検討)
・関連法令違反時の扱い(動物関連法令に違反した際の登録拒否等の検討)
・登録取消強化(登録取消を現状より容易にできる取消制度の強化の検討)
・動物取扱責任者研修の緩和(回数や動物園水族館・動物病院の扱い検討)
・販売時説明義務の緩和(犬猫以外の小動物等での説明義務事項の緩和の検討)

2.「虐待の防止」
・虐待の定義(法44条への具体的例(外傷が生じる暴行等)追記の必要性の検討)
・司法警察権(自治体職員の立入・捜査権限、動物の一時保護規制の検討)
・関係機関との連携(動物愛護部局、警察、動物愛護推進員等の連携の検討)

・闘犬等(闘犬、闘鶏、闘牛等、動物同士を闘わせることの禁止規制の検討)

3.「多頭飼育の適正化」
・届出制等の検討(犬10頭以上は届出等の制度の検討、化製場法との整理)
・適正飼養(適正飼養していない場合の立入調査、勧告・命令規定等の検討)

4.「自治体等の収容施設」
・犬猫の殺処分方法の検討(苦痛のない安楽殺処分等の基準化の検討)

・収容施設等の基準(自治体の収容施設、飼養方法、公開基準等の基準化の検討)
・犬猫の引取りルール(同じ飼養者・事業者等からの引取の規制の検討)

5.「特定動物」
・施行令の見直し(学名記載の検討、選定基準・動物種の見直し等の検討)
・危険犬種の検討(ピットブル等の犬種の特定動物指定の検討)
・交雑種の検討(特定動物同士等の交雑種の特定動物指定の検討)
・特定動物移動時の手続き(簡素化の検討)

6.「実験動物の福祉」
・届出制等の検討(届出制又は登録制等の規制導入の検討)
・3Rの推進(代替法、使用数の削減、苦痛の軽減の実効性確保の検討)

7.「産業動物の福祉」
・5つの自由(法の基本原則への明記、産業動物飼養等基準の改正等の検討)

8.「罰則の引き上げ」
・現行規制の強化(個人懲役3年・罰金300百万円、法人罰金1億円等の検討)


9.「その他」
・犬猫のマイクロチップの義務化
・犬猫の不妊去勢の義務化
・飼い主のいない猫の繁殖制限
・学校飼育動物の適正飼養の規定

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検討スケジュールも発表されました。
7月に小委員会が設置。
上記課題を約1年間、平成23年6月まで検討し10月に報告書を作成。
平成24年2~3月に改正法案を通常国会に提出される予定です。

検討の段階で法改正でなく省令・告示の改正で規制できることについては、
環境省が法改正を待たずに実施する気構えだそうです


なお、検討されるからといって、すべて実現できるわけではありません。
できるだけ現実を理想に近づけるために、環境省や専門家が知恵を出し合って
検討されていきます。

長丁場になりますが、行く末を見守っていきたいと思います。





2011年の改正に向けて、
新しい署名を募集しています。
動物愛護管理法改正の要望書

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≪とても多い無効の署名例≫
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