小山へ行く用事があったので、前から気になっていたお店に寄ってみました。

神鳥谷(ひととのやと読みます。)の信号の角にあります。

上を50号線が走っています。前はバイク屋さんで、気がついたのは去年の暮ぐらいでした。

店の構えはまったく普通の事務所という感じです。アルミサッシのガラス張りの引き戸からは中が丸見えです。

寄るここの前を通った時にインド人らしきお客さんが、5人ぐらいいたのを覚えています。たぶんそこのお店の仲間の方だと思いますが。

駐車場があったので車をそこに入れ、ガラス戸を引いて中へ。

そのガラス戸にはそっけなく


インド料理  インドdeジャパン と書いてあります。


このインドdeジャパンと言うのが店名のようです。

中に入ると散らかった4人掛けテーブルが6つ雑然と並んでます。

カウンターの向こう側がキッチンで、中にチョット怖い顔をした小太りのおじさんとやはり小太りのおばちゃんがいました。

ママと二人で椅子に座ってもいらっしゃいませもありません。

2分ぐらいした後、その怖い顔をしたおじさんが、面倒くせえ客が来たなという顔でグラスを二つ運んできました。水は入っていません。

何か話しかけられたんだけど、何を言っているのかまったくわかりません。

豆 豆といっています。

たぶん豆カレーかと思ってOKと言うと、今度はピッチャーを運んできてまたカウンターの向こうに行ってしまった。

しばらくして小皿に豆カレーを入れてきて

テイストテイストと言っている。 味見をしろということだなと思ったのでOKと言うと片言の日本語でスミマセン オイシイデスカと訊いている。

おいしいと言うと笑ってまたカウンターへ。

おばさんと何か話しながら、作っている。

しばらくして小皿に申し訳程度のキャベツの千切りとにんじんの薄切りきゅうりが一切れ程度入っていたかなあ?定かでない。

しかも私の皿はマヨネーズが混ぜてあるのだけど、ママのはマヨネーズと香辛料が上にかけてある。

二人で思わず顔を見合わせて吹き出してしまった。

それを見ておじさんとおばさんは怪訝そうな顔をしてこちらを見ている。

先ほどの豆のカレーが出てきた。中身はヒヨコマメだけ。どう見ても缶詰のヒヨコマメ。

味は悪くない。私たちはかなり辛いのも平気なのだが、日本人と見て、辛さは抑えてあるらしい。

まもなくチャパティーと言いながら、焼きあがったチャパティーを無造作に手づかみで皿の上に放り投げて帰っていく。

ところがそのチャパティー思いのほか旨い。薄いものなのだが結構おなかが膨れる。それが次から次へと6枚も出てきた。

ママは2枚でギブアップ。

しょうがないので私が4枚。美味しくて1枚ずつは小さいのに

もう食えねえ状態。

するとまたおじさんがやってきた。

「メーティー、メーティー」

なにいってんだろう?

不思議そうな顔をする私たちを見て、おじさんが言った。

「おちゃ?」

そっか、メーティーと聞こえたのはミルクティーのことだよ。

ママに言うとOKと答えた。

私たちはチャイが出てくるものと思っていたのだが出てきたのはうちの店で言うと、ロイヤルミルクティー。

最初から砂糖が加えてあり、甘いのだがこの甘さ加減が絶妙で二人とも、

旨いと言ってしまった。

唖然とすることばかりでシャメするのを忘れてしまった。

また行きたいので今度はしっかりとシャメしてこようと思います。

ご馳走様でした。